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新ヘタリア学園

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第千五百六十話  お金にはあまり

第千五百六十話  お金にはあまり
 ロシアの国民の人達は無欲なことで知られています、お酒とお家とお仕事とパンがあれば充分という位です。
 そしてロシア自身も。
「お金?あればいいかな」
「えっ、わてお金大好きですけど」
 大阪はロシアの発言に驚いています。
「世の中そんな考えの国もあるんですか」
「君はちょっと極端だよ」
 大阪はロシアに微笑んで言いました。
「かえってそれを個性にしてるよね」
「ええ、まあ」
「君のそうしたところも好きだよ」
 ロシアは大坂がご馳走してくれた串カツを食べつつ応えます。
「けれど僕はそうなんだ」
「お金についてはですか」
「借金は踏み倒せばいいしね」
 実際にソ連になった時にフランスにしています。
「なければ資源を無理に押し売りすれば手に入るしね」
「どっちもあかんやり方ですけど」
「けれど僕はあまりお金は欲しくないよ」
「お金のプールで泳ぐとかはないんですね」
「別にしたいと思わないね」
 実際にそうだったりします、ロシアはそちらへの興味はあまりないのです。


第千五百六十話   完


                   2021・10・30
 
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