| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百七十六話 魔王の来訪その一

               第四百七十六話  魔王の来訪
 門矢士はこの時写真館の中で小野寺ユウスケそれに光夏海それに海東大樹と共にいた。そのうえでこう言った。
「来るな」
「来るなって誰がだよ」
「客だ」
 こう小野寺に答えた。
「それが来る」
「もう来てますよ」
 光は門矢にこう返した。
「お客さんなら」
「その客とは違う」
 門矢は一言で返した。
「言っておくがな」
「あっ、そういうことですか」
「わかったな」
「他の世界からのですね」
「そうだ」
 その通りという返事だった。
「客だ」
「そろそろと思ってたわ」
 キバーラは光の上を飛びながら言ってきた。
「私はね」
「勘でだな」
「ええ、根拠はないけれど」
 あくまで勘でというのだ。
「感じていてね」
「それでだな」
「来ると思っていたけれど」
「そろそろだ」
「来るわね」
「そうだ、そしてだ」
「僕達と話してだね」
 海東も言ってきた。
「それでだね」
「俺達を案内してくれる」
「自分達の世界に」
「そうなる」
「また他の世界での戦いだね」
 海東は笑ってこうも言った。
「スサノオも好きだね」
「戦うことにな」
「人間を見ることがね」
「そうだ、そしてだ」
「今回もだね」
「見せてやる」
 門矢の返事は一言だった。
「あいつが見たいならな」
「思う存分見せてね」
「満足させてやる」
 門矢は海東に述べた、その座っている姿勢は傲慢と言えるまでに堂々としていて不遜なものさえあった。
「あいつが望むままにな」
「それじゃあね」
「けれどな」
 ここで小野寺が言ってきた。
「あいつも懲りないな」
「何度でもだな」
「俺達に仕掛けて来るな」
「人間にな」
「それで人間を見るんだな」
「戦いを通じてな」
 そうしてというのだ。
「そうしている」
「だよな、俺は平和に暮らしたいけれどな」
「なら降りるか」
 戦いからとだ、門矢は小野寺に問うた。
「この戦いから」
「ライダーを止めてか」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「そうするか」
「それも癪だからな」 
 小野寺は五代に即座に眉を顰めさせて答えた。
「だからな」
「そうだな」
「ここにいるんだよ」
「そしてこれからもだな」
「ここにいるからな」
 ライダーとしてというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧