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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百七十五話 【決戦】神との死闘その十三

「後は最後の一体まで倒す」
「そうするだけなの」
「ええ。ただ最後の一体を倒す頃には」
 イカロスは無表情のまま言葉を続けた。
「私達はもう動けない」
「みたいね、正直私も限界よ」
 ニンフはここで自分の気力や体力の状況を自分で分析して述べた、分析するとイカロスの言う通りだった。
「それでね」
「グロンギ達を倒し終えたら」
「それで終わりよ」
「そうね」
「どうもね」
「私はずっと戦えるわ」 
 アストレアは威勢よく言った。
「まだね」
「いや、限界だ」
「今でかなり危ないぞ」
 そのアストレラにハーピー1とハーピー2が言ってきた。
「だからグロンギ達を倒し終えた頃にはな」
「お前も立っていられないぞ」
「いけるわよ」
「その身体でか」
「満身創痍だぞ、私達もだが」
 見ればハーピー達もかなりのダメージを受けている、身体のあちこちの傷がまさにこのことへの何よりの証拠だった。
「お前もだ」
「流石に無理だ」
「グロンギ達との戦いが終われば終わりだ」
「もう動けないぞ」
「そうね、そこで限界だわ」 
 陽炎も言った。
「殆どの人はね」
「私もそれまででしょうか」
 雷覇も言ってきた。
「残念ですが」
「安心しろ、君達だけではない」
 後方から建御雷が言ってきた。
「人はいる、安心して休むことだ」
「その人達がやってくれるよ」
 美炭も落ち着いて言ってきた。
「だから限界の人達は休めばいいよ」
「わかったわ、じゃあね」
「今戦わせてもらうわ」
 ニンフもアストレアも応えた。
「そしてそのうえで」
「後は任せるわ」
「五代さん達がやってくれるわ」
 イカロスは微笑んで言った。
「私達はその五代さんにつなげましょう」
「つなげるのも戦いよ」
 陽炎は微笑んでこうも言った。
「だからね」
「今は」
「このまま戦っていきましょう」
「わかりました」
 イカロスは陽炎の言葉に微笑んだまま頷いた、そしてだった。
 戦士達は数が減りはじめたグロンギ達に攻勢に出た、そうして彼等を次々に倒した時には殆どの者が動けなくなっていたが。
 クウは残ったエンタープライズと赤城それに加賀とホーネット、綾波に言った。
「それじゃあね」
「今からだな」
「この世界での最後の戦いだよ」
 エンタープライズにこのことを告げた。
「いよいよね」
「そうか、遂にだな」
「その通りだ、ここから最後の楽しみだ」 
 スサノオも出て来て言ってきた。
「存分に楽しませてもらおう」
「倒してやる」 
 加賀は強い声でそのスサノオに告げた。 
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