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ドリトル先生と幸せになる犬

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第七幕その三

「俺達としてはふわりが人気なのはいいことですが」
「それでもですか」
「お金の話をしますと広告代も凄くて」
「有り難いですね」
「貯金してます」
 そちらのお金はといいうのです。
「そうしていますが」
「このことがですね」
「何かあいつ等に関係あるとか」
 ふわりの前の飼い主の人達にです。
「言われてますが」
「はい、それは事実です」
「そうなんですか」
「ええ、種を蒔いています」
 そうだというのです。
「今は。そしてその種はです」
「種を蒔くとですね」
「そこから実りますね」
「そうなりますね」
「きっと実のります、ご家族には間違いなくいいものが実りますが」
 その種からというのです。
「果たしてどうなるか」
「あいつ等は」
「これからです」
「そうですか、俺はあいつ等は関係ないと思いますが」
「まあそれは今後です、若しかすると関係ないかも知れませんが」
「ひょっとするとですか」
「関係あるかも知れません」
 そうだというのです。
「これは」
「そうですか」
「はい、ですから」
 先生は穏やかな声でお話しました。
「これから次第です」
「じゃあ俺達はですね」
「ふわりを楽しく過ごされて下さい」
「そして動画もですね」
「あげて下さい」
 先生は終始穏やかな声でした、そしてです。
 先生は国崎さんとのお話を終えて帰りました、この時ふわりはご家族と一緒に先生を玄関まで見送ってくれました。
「先生、さようなら」
「さようなら、また会おうね」
「私今最高に幸せよ」
 その黒いきらきらとした優しい目で言うのでした。
「私をおもちゃじゃなくてね」
「家族としてだね」
「凄く可愛がってくれるから」
「そのことがわかったね」
「おもちゃを可愛がるのと家族を可愛がるのは違うのね」
「そうだよ、君はおもちゃもずっと大事にするけれど」
 これもふわりのいいところです。
「君の前の飼い主みたいな人達はね」
「おもちゃで遊んでよね」
「そして飽きたらすぐに捨てるんだ」
「そうなのね」
「けれど今の君のご家族は」 
 国崎さん達はというのです。
「君を命のあるね」
「家族としてよね」
「接しているからね」
「そうね、家族としてね」
「可愛がってもらっているからだね」
「私凄く幸せよ」
 先生に笑顔で言いました、尻尾も元気よく振られています。
「最高に」
「そして君はこれからその最高の幸せがね」
「ずっと続くのね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「そうなるからね」
「何の不安や心配もなくなのね」
「ご家族と一緒に過ごすんだよ」
「パパともママともお兄ちゃんとも」
「素晴らしい人達とね」
「わかったわ、これからもそうしていくわ」
「それじゃあね」
「ええ、また来てね」
「そうさせてもらうよ」
 先生はふわりにも笑顔で言いました、そうしてです。 
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