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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百七十二話 【訓練】流れる汗その十二

「私は最近思うが」
「どうしたんですか?」
「いや、神によると思うが」
 存在エックスのことを念頭に述べた、今の彼女はこの存在はどうやら神のうちの一柱ではないかと無意識下で考えているのだ。
「神も色々だな」
「ああ、それな」
 和真が応えた。
「俺もそう思う」
「アクアを見てるとだな」
「まともな神様もいればな」
「そうでない神もいるな」
「ああ、こいつ能力は高くてもな」
 このことは事実でもというのだ。
「性格は、だからな」
「何よ、そんなに悪いっていうの」
「だから駄女神なんだろ」
 こう呼ばれるというのだ。
「そうだろ」
「これでも広く篤く信仰されてるでしょ」
「その信者もまともなのいねえだろ」
「いい子達じゃない」
「何処がだよ」
「私アクアさん好きですけれど」
 さくらが言ってきた。
「憎めなくて」
「そんなに悪い人じゃないわよね」
「そうね」 
 メリダとエリーゼはこう話した。
「別に」
「親しみやすいくてね」
「愛嬌もあって」
「優しいところもあるし」
「嫌いじゃないわ」
「まあな、けれど駄目なところは多いからな」
 和真はアクアのそうしたところは認めつつさらに述べた。
「だからだよ」
「そう言うんですね」
「和真さんも」
「ああ、どうもな」
 こう言うのだった。
「言いやすいしな」
「しかし神が色々なのは事実だな」
 バニルが笑って言ってきた。
「スサノオにしてもな」
「そうだな」
 ターニャはそのバニルに応えた。
「魔族もそうであってな」
「神もな」
「そしてスサノオはだ」
「その神の中でもだな」
「随分と変わっている」
 そうした性格だというのだ。
「捻くれていると言えばだ」
「かなりだな」
「それも相当にな」
 まさにというのだ。
「そうした神だ」
「そうだな」
「負けることも嫌っていないからな」
「むしろそれを通じて人間を見たいのだからな」
「それを退屈を凌ぐ手段としているのだから」
「かなり変わっている」
「全くだ」 
 こう述べるのだった。
「スサノオはな」
「そうした神だ」
「変人ならぬ変神ということか」 
 こう言ったのは巽だった。
「要するに」
「ああ、そうなるな」
 サキは巽のその言葉に頷いた。
「変わった神様だからな」
「そうだな」
「ああ、しかし変人ならな」 
 サキは巽を見てこうも言った。
「今目の前にいるな」
「それは誰だ」
「あんただよ」
 巽自身にも告げた。
「そんなのわかるだろ」
「俺の何処が変人だ」
「変人以外の何物でもないだろ」
 サキの返答は微動だにしないものだった。 
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