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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十八話 【訓練】勝利に向けてその十一

「これは」
「梅干しもいいわ」
 時雨も食べている。
「こちらも」
「つまり何でも美味しいのですね」
 ベルファストは納豆ご飯を笑顔で食べつつ述べた。
「今出ているものは」
「そうだな、どれもかなりいい」
 一条も食べて言った。
「素材も調理もいい」
「朝も昼も手を抜かないので」
 山城も言ってきた。
「ご堪能下さい」
「そして食べ終わったなら」
「訓練ですね」
「それだな」
「じゃあ皆頑張ろうね」
 五代は少女達に明るい笑顔で声をかけた。
「思いきり汗をかこうね」
「宜しく頼む」
 エンタープライズが応えた。
「これから」
「こちらこそね」
「手加減は無用」
「俺も全力で行くよ」
「そうか、ではな」
「食べ終わったらすぐにはじめよう」
 五代は今は笑顔だった、しかし。
 朝食後クウガになって少女達との訓練に入ると。
「鬼だな」
「そうね」
 高雄も愛宕もクウガと手合わせをして愕然となった。
「お強いとは思っていたけれど」
「実際に手合わせしてみると違う」
「これが五代さんのお強さなのね」
「仮面ライダーの」
「こちらの攻撃が読まれてるね」
 ホーネットは歯噛みして言った。
「完全に」
「これはあれだにゃ」
 明石は戦闘に参加しないが後方担当として訓練を見て話した。
「これまでの戦いの経験でこっちの動きがわかるにゃ」
「経験で」
「そうにゃ」
 ハムマンにも話した。
「相手のあらゆる動きがにゃ」
「わかるの」
「まさにそうにゃ」
 その通りだというのだ。
「あの人は」
「それは充分過ぎる程化けものね」
 アドミラル=ヒッパーが見てもだ。
「今十人相手で互角以上だしね」
「私達十人を相手にこれとは」
 こう言ったのは不知火だった。
「本当に恐ろしい強さです」
「しかもにゃ」
 明石がまた言ってきた。
「アルティメットフォームはまだ出していないにゃ」
「五代さんの最強の切り札でしたね」
 こう言ったのはユニコーンだった。
「確か」
「それがまだにゃ」
「お出ししていないんですね」
「そうにゃ。何でもにゃ」
「その時の五代は漆黒の姿になる」
 一条がアルティメットフォームの時のクウガの話をした。
「目だけが赤い」
「それが五代さんの最強の姿ですね」
「炎を自在に操ることも出来てな」
「お力もですね」
「今より遥かに強い」 
 今は青い姿だがこの時よりもというのだ。 
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