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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十六話 【邂逅】海の乙女達その十七

「そうしてくれますか」
「そうだよ」
「有り難うございます、ロイヤルの食事は皆さん避けられるので」
「俺が食べるとなんだ」
「本当に嬉しいです」
 心からの言葉だった。
「それじゃあ」
「はい、今から」
「宮殿に行ってね」
「カレーも召し上がって下さい」
「あとよかったら」
 アークロイヤルも嬉しそうに五代に言った。
「ビーフシチューもだ」
「そちらもだね」
「食べて欲しい」
 こう言うのだった。
「そちらも」
「それではね」
「何と心の広い人だ」
 アークロイヤルはビーフシチューも食べるという五代の言葉に心から感銘を受け感激さえしていた。
「これが仮面ライダーなのか」
「あっ、お兄ちゃんはまた特別だから」
 みのりがこう断わった。
「全部のライダーの人がね」
「五代さん程ではないか」
「お兄ちゃんの器の凄さは凄いから」
「それでか」
「誰が作ったものでもね」
「食べてくれるか」
「そうなのよ」
 それが五代雄介だというのだ。
「誰もがそうじゃないことはわかってね」
「わかった、だが五代さんはだな」
「そうした人よ」
「どうしたらここまで素晴らしい人が生まれるのか」
 ここでこう言ったのはラフィーだった。
「不思議な位」
「この人達いてくれたら万人力にゃ」
 明石は目を輝かせて述べた。
「物凄く頼りになるにゃ」
「ではこの人達と一緒に」
「宮殿に行くにゃ」
 こうユニコーンに話した。
「そうするにゃ」
「はい、皆さんで」
「そうするにゃ」
「これはまた大所帯ね」
 桜子はここでこう言った。
「二十人はいるし」
「これが重桜はもっと多いんだよ」
 ホーネットが桜子に話した。
「今回の戦いあっちが一番多くて」
「それでなの」
「何十人もいるの」
「そうなの」
 そうなっているというのだ。
「そのことは覚えておいてくれよ」
「わかったわ」
 桜子も一言で答えた。
「そのことも」
「確かに多いにゃ」
 その重桜出身の明石も話した。
「うちは」
「そうね」
「今回の戦いについては」
「重桜がダントツに多いにゃ」
「そしてそのことがね」 
 ユニコーンは明石にさらに話した、それも微笑んで。
「有り難いの」
「そうにゃ」
「強くて優しいから」
 だからだというのだ。
「本当にね」
「有り難いにゃ」
「明石さんもいてくれてるし」
「明石戦わないにゃ」
「戦わなくてもサポートしてくれるから」
 だからだというのだ。
「有り難いの」
「そうにゃ」
「ええ。よかったらこれからも」
 ユニコーンはこうも言った。
「宜しくね」
「こっちこそにゃ」
 明石はユニコーンに笑顔で応えた、そしてだった。
 戦士達は次の場所に向かった、乙女達と出会ったライダー達はこの世界でも共に神と戦うのだった。


第四百六十六話   完


                  2021・4・1 
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