| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百六十五話 キール大会戦その七

「料理が好きだ」
「そうよね、それじゃあね」
「グラタンを食べてだな」
「休みなさい、いいわね」
「ではそうさせてもらう」
「いつも思うけれど聞き分けがいいわね」
「退くべき時は退く」
 ターニャはタツマキに冷静な声で答えた。
「それも必要だ」
「軍人ならっていうのね」
「そうだ、今回も全員で戦っている」
「あんた一人じゃないから」
「退かせてもらう」
「それで私に任せてくれるのね」
「そうさせてもらう、では休憩に入り」
 マカロニを食べて寝て、というのだ。
「そしてだ」
「また、よね」
「戦う」
 戦場に復帰してというのだ。
「そうさせてもらう」
「それじゃあね」
「後は頼んだ」
 こう言ってだった。
 ターニャはタツマキに後を任せて下がった、そしてタツマキは茂夫達と共にだった。
 敵の真っ只中に入り攻撃にかかった、その戦局を見てだった。
 直枝は唸ってこう言った。
「あいつ等もやるな」
「茂夫君は物凄く強いんですよ」
 春雪が言ってきた。
「百パーセントになれば特に」
「その時はか」
「ああしてです」
「台風みたいにか」
「とんでもない力を発揮してです」
 そうしてというのだ。
「戦ってくれます」
「そうなんだな」
「訓練の時は力をセーブしていましたが」
 それでもというのだ。
「戦闘になりますと百パーセントか」
「その力を出してくれます」
「そうなんだな」
「はい、頼りになります」
「力もちゃんと制御してるしな」
「そのことも有り難いです」
「以前は制御出来なかったという」
 幸村はこのことを話した。
「しかしそれを可能にしてじゃ」
「本当の意味で強くなったんじゃな」
「充分に操れぬ力は危険じゃ」
 幸村はこうも言った。
「しかし使いこなせる様になればな」
「大きな武器になってか」
「本物の力となる」
「言う通りだな、俺も覚えておくぜ」
「うむ、しかしのう」 
 雪村は今度は眉を顰めさせて直枝に言った。
「お主胡座は止めておけ」
「それはどうしてだ?」
「パンツが丸見えじゃ」
 見ればその通りだった。
「いつも白じゃが今もであるな」
「あの、頼むからズボン穿いて下さい」
 明久は両目に眼帯をして言って来た。
「菅野さんを見たってだけで姫路さんと美波にサミング受けました」
「おい、目大丈夫か」
「すぐに治りますけれど」
 それでもというのだ。
「物凄く痛いですから」
「潰れないだけましか」
「はい、ですから」
「そこまであからさまだと色気がねえんだよな」
 紺はこう言ってぼやいた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧