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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十五話 キール大会戦その四

「これは乱歩さんの考えでもある」
「そう、ここは後ろを衝くんだ」 
 その江戸川乱歩も言うことだった。
「そうすれば有利に戦えるよ」
「そういうことよね」
「そう、ニンフ君もそれでいいね」
「いいわ、あんたの頭の切れは格別だし」
「これが僕の異能力だからね」
「それはそうね」
 実は違うことはニンフもわかっている、しかし彼のその推理は最早そう言っていい位だと思うのでこう返した。
「あんたのその切れはね」
「かなりの力だよね」
「ええ、そのあんたが言うから」 
 それだけにというのだ。
「頼らせてもらうわ」
「それではね」
「ええ、私達は敵の後ろに回るわ」
「それから総攻撃です」
 イカロスも言ってきた。
「それに移ります」
「頼むである」
 イカロスにはオラゴンが言った。
「イカロスの攻撃は凄いであるからな」
「だからですね」
「思う存分である」
 まさにという口調での言葉だった。
「攻めて欲しいである」
「それでは」
「そしてである」
 オラゴンはさらに言った。
「敵を倒しそしてである」
「敵の注意を引き付けてですね」
「そしてである」
 そのうえでというのだ。
「敵を乱すである」
「わかりました、では」
「頭を使って思う存分戦うである」
 オラゴンもこう言ってだった。
 戦士達は戦っていった、実際にイカロス達は敵の後方を空から攻撃し敵を倒すと共に大群を乱しもした。
 そうして戦っていたが。
 それでも戦いは終わらなかった、それで戦士達は休息も摂ったが。
 エーリヒは寝袋に入ったところでこんなことを言った。
「これって凄いよね」
「寝袋がですか」
「うん、凄くあったかいから」
 隣で寝ているヒメアに話した。
「お外でも寝られるよ」
「若し外でそのまま寝たらな」
 ポップも寝袋の中で言う。
「結構やばいしな」
「風邪ひくよね」
「それな、だから野宿ってな」
 これはというのだ。
「結構危ないんだよ」
「そうそう、毛布とかないとね」
「野宿の時は本当にあったかくしないとな」
「だから寝袋っていいよね」
「全くだぜ」
 ポップは笑顔で話した。
「じゃあ少し寝てな」
「そうしてだね」
「また戦おうな」
「そうしようね」
「若し寝ないと」
 どうなるかとだ、繭良も寝袋の中で言ってきた。
「戦えないわよ」
「疲れが取れないからだよね」
「そう、だから皆で寝よう」
「そうしようね」
「今は大兎戦っているけれど」
 ヒメアは彼のことを気にかけていた。
「やっぱり疲れたら」
「休まないと駄目だよね」
「大兎はすぐに無理するから」
 彼のこの気質を知っているからこそ言うのだった。 
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