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オズのジンジャー将軍

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第四幕その七

「ふわりもカルロスさんも」
「どうしたのかな」
「はい、お昼ですよ」
 サフランはカルロスに言ってきました。
「その時間ですよ」
「お昼ご飯の時間なんだ」
「ですから皆で食べましょう」
「わかったよ、場所は何処かな」
「はい、この近くの外にある木のテーブルで」
「そこに座ってなんだ」
「はい、そこに皆さん集まるので」
 それでというのです。
「カルロスさんもです」
「そこに行ってだね」
「皆で食べましょう、ふわりもだよ」
 サフランはふわりにも声をかけました。
「そしてね」
「そうしてよね」
「皆で食べようね、ドロシーさん達も今は収穫のお仕事をされているから」
 こうふわりにお話しました。
「皆でね」
「お外で食べるのね」
「今日のお昼はね、ではね」
「そこに行きましょう」
 外にテーブルにというのです、こうお話してでした。
 カルロスはサフランとふわりに案内されてそのうえでテーブルのところに行きました、するとそこにです。
 もう皆集まっていました、将軍もご主人も赤ちゃんもです。そして将軍がカルロスに言ってきました。
「皆揃ったからね」
「これからですね」
「お昼よ。今日のお昼は中華料理にしたわ」
「そうですね」 
 カルロスはテーブルの上のお料理を見て言いました。
「八宝菜に鶏の唐揚げに蒸し餃子に」
「それも麺はね」
 こちらはといいますと。
「担々麺にしたの」
「そうですね」
「それで今からね」
「皆で、ですね」
「食べましょう」
「わかりました」
 カルロスは笑顔で応えました、そしてです。
 皆で笑顔でいただきますをして食べはじめました、食べはじめて早速でした。
 トトは笑顔でドロシーに言いました、その言った言葉はといいますと。
「美味しいよね」
「ええ、凄くね」
 ドロシーはトトと同じ唐揚げを食べつつ答えました。
「美味しいわ」
「そうだよね」
「将軍は料理上手と聞いたけれど」
「これはかなりね」
「うん、妻は料理上手でね」
 ご主人はお酒を飲みつつお話しました、飲んでいるのは青いマンチキンのビールです。奇麗なコバルトブルーです。
「僕もいつも感謝しているんだ」
「それで私達もなんです」
 桜は餃子を食べつつお話しました。
「いつも楽しんでいます」
「パンもご飯も美味しいんですよ」
 ビスケットは今はご飯を食べています。
「本当に」
「もうどのお料理も美味しくて」
 レモンは麺を犬のお口で器用に食べています。
「僕達このことでも幸せなんです」
「作れる種類も凄く多いですから」
 杏仁はそれでとです、八宝菜を食べつつ言いました。
「余計に嬉しいです」
「おまけに量もたっぷりで」
 メイプルは今はミルクをごくごくと飲んでいます、そのうえでの言葉です。
「満足することばかりです」
「このお家に来てよかったです」
 シュガーもご飯を食べています、見れば犬達は皆尻尾をぱたぱたとさせています。本当に喜んでいることがわかります。 
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