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それから 本町絢と水島基は  結末

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1-⑶

 澄香お姉ちゃんが就職してしまったので、私、その代わりにお店を手伝っていたのだ。私が住まわせてもらっている藤沢さんのところでは、『藤や商店』という名で、駅前と商店街に店を構え、近隣の海産物と北海道、沖縄のものも取り寄せて販売している。

 おばさんは「絢ちやんに手伝ってもらう訳いかないわよ、本町さんに叱られるわ」と言っていたが、「ううん 時間のある時だけ。それに、私は働いたことないから、社会勉強になるから」

 私は、家に近い商店街の店のほうで、店員さんの着物姿で店頭に出ていた。着物の着付けも教えてもらって、今日で3回目。最初は恥ずかしかったり、解らないことばかりで、ベテランの店員さんに叱られてばっかりだったけど、何となく慣れてきた。私が、お客様の問いかけなんかで、困っていると、直ぐに、その人が駆け寄ってくれて、助けてくれる。普段、厳しいけど、親切に見守ってくれている。そういう点では、私、先生目指しているから、勉強になる。

 今日は、女の人仲良し4人組の観光客に、覚えたての幾つかの商品の説明をして、「あなた、明るくて、一生懸命でいいわね」と、いっぱい買ってくれた。あとで、ベテラン店員さんに「ほんと、明るくて、かわいらしくて、ちゃんと説明してお薦めしていたのよかったわよ」と褒めてくれた。 
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