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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十二話 ウィッチとライダーその十四

「全てね」
「ああ、そうなんだ」
「だからすき焼きが出来るのね」
「それならわかるよ」
「この国でも食べられるのはどうしてか」
「私達で作りました」
 今度は芳佳が言ってきた。
「それで」
「そうしました」
 定子も言ってきた。
「日本の調味料もありましたので」
「よく出来ました」
「だから日本の味になっていると思います」
「味見してみたらそうでした」
「ああ、扶桑の人達がいてくれるとね」
 ウールは二人の言葉を受けて笑顔になって述べた。
「それも出来るね。それじゃあね」
「今から食べましょう」
 オーラも続いた。
「これから」
「そうしようね」
 こう話して実際に食べるとだった、すき焼きは見事なまでに日本の味付けだった。それでライダー達は皆笑顔になったが。
 リネットは生卵を研いでそこに肉や葱を入れることに眉を曇らせて言った。
「この食べ方がね」
「抵抗あるの」
「はい」
 ツクヨミにその顔で答えた。
「どうも」
「そうなの。けれどそうして食べたら」
「美味しいですか」
「だからね」
 それでというのだ。
「リネットさんもね」
「そうして食べていいですか」
「そうして。本当に美味しいから」
「わかりました」 
「うん、そうして食べたら本当に美味しいよ」
 芳佳もリネットに言った。
「だからね」
「芳佳ちゃんも言うなら」
「それならね」
「一緒に食べよう」
「生卵を使って」
 研いだそれをだ、そして。
 それを食べるとだ、実際にだった。
「美味しい」
「そうでしょ」
「凄くね」
 リネットは芳佳ににこりと笑って答えた。
「素敵な味ね」
「だからどんどん食べてね」
「ブリタニアってお料理よくないから」
 リネットは祖国の料理の話もした。
「こうしたお料理もないの」
「そうなの?」
「うん、本当にお料理は自慢出来ないから」
 それでというのだ。
「すき焼きとか扶桑のお料理大好きよ」
「そうなのね。じゃあこれからも作らせてもらうわ」
「宜しくね」
「この味でしたら」
 ペリーヌもすき焼きを食べつつ言った。
「子供達も美味しく食べられますわね」
「うん、だからね」
 常盤が応えた、二人共今は豆腐や糸蒟蒻を食べている。
「是非ね」
「子供達にもですわね」
「ご馳走するといいよ」
「わかりましたわ」
 常盤に笑顔で応えた。
「そうさせて頂きますわ」
「それじゃあね」
「はい。それと何か」
 ペリーヌは食べ続けながらさらに言った。
「食べているとご飯が欲しくなりますわね」
「それかお酒だよね」
「そうですわね」
「酒か。あるぞ」
 美緒は肉を食べつつ一升瓶をどんと出した。 
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