| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第千二百四十話  山縣さんの感想 

第千二百四十話  山縣さんの感想 
 日本は桂さんの自伝を深く読んで感じ入りました、そうしてそのうえで自分もかくありたいと思いましたが。
 山縣さんも読みました、そうしてこう言いました。
「特になし」
「そうですか」
「桂君がそう思うならそうなのだろう」
 日本にさらに言いました。
「桂君がそう思うならな」
「何か未来に定着しそうな言葉ですね」
「未来でも私は相当嫌われているな」
 にこりともせず言う山縣さんでした。
「そうだな」
「そこまではわかりませんが」
「そうか、だが私の感想はな」 
 桂さんの自伝を読んだそれはです。
「それだけだ」
「そうですか」
「だが読んで損はない」
 こうも言う山縣さんでした。
「少なくとも貴方は感銘を受けたしな」
「面白くかつためになります」
 そうした自伝でした、桂さんという人は実は中々以上に面白い人だったのです。後世では色々言われていても。


第千二百四十話   完


               2021・5・23
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧