新ヘタリア学園
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第千二百四十話 山縣さんの感想
第千二百四十話 山縣さんの感想
日本は桂さんの自伝を深く読んで感じ入りました、そうしてそのうえで自分もかくありたいと思いましたが。
山縣さんも読みました、そうしてこう言いました。
「特になし」
「そうですか」
「桂君がそう思うならそうなのだろう」
日本にさらに言いました。
「桂君がそう思うならな」
「何か未来に定着しそうな言葉ですね」
「未来でも私は相当嫌われているな」
にこりともせず言う山縣さんでした。
「そうだな」
「そこまではわかりませんが」
「そうか、だが私の感想はな」
桂さんの自伝を読んだそれはです。
「それだけだ」
「そうですか」
「だが読んで損はない」
こうも言う山縣さんでした。
「少なくとも貴方は感銘を受けたしな」
「面白くかつためになります」
そうした自伝でした、桂さんという人は実は中々以上に面白い人だったのです。後世では色々言われていても。
第千二百四十話 完
2021・5・23
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