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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十二話 ウィッチとライダーその一

                第四百六十二話  ウィッチとライダー
 戦士達は美緒の案内を受けて先に進んでいったが今度は静夏と同じ服装でふわりとした黒髪を短くした穏やかな顔立ちに少女が来た、少女はライダー達を見てすぐに言った。
「その人達がなのね」
「はい、仮面ライダーです」
 ひかりは少女に微笑んで答えた。
「その方々です」
「やっぱりそうね。何ていうか」
 少女は常盤達を見て言った。
「随分恰好いいわね」
「そうですよね、ヒーローみたいで」
「私達よりもずっとね」
「いや、全然格好良くないから」
「そうよね」
 ウールとオーラは少女の言葉に笑ってお互いで話をした。
「そんな風ではね」
「僕達違うよね」
「それも全然ね」
「本当にね」
「そうでしょうか。皆さんもう雰囲気から」
 そこからしてというのだ。
「違います」
「そう思ってくれるなら嬉しいけれどね」
「私達も」
「はい、それで私ですが」
 ここで少女はさらに言った。
「下原定子、扶桑皇国海軍中尉です」
「君も扶桑皇国の人だね」
「はい」
 定子は常盤の言葉に笑顔で応えた。
「宮藤さんや雁淵さんと同じです」
「俺ともな」
 直枝は定子の肩を抱いて笑顔で言った。
「そうだよな」
「はい、菅野中尉とも」
「ずっとペテルブルグで戦ってきたしな」
「そして今も」
「そういえば直枝さんも兵学校出身だったわね」
 ツクヨミはこのことを指摘した。
「そうだったわね」
「ああ、そうだよ」
 直枝もその通りだと答えた。
「俺だってな」
「そうよね」
「ああ、けれどな」
 それでもとだ、直枝は自分から笑って言った。
「俺はこの通りガラッパチなんだよ」
「けれど恋愛小説が」
「だからそれは言うなって言ってるだろ」
 ツクヨミに瞬時に顔を真っ赤にして手振りも入れて返した。
「ツクヨミさんも言うな」
「言ったら駄目かしら」
「そんなの恥ずかしいからよ」
 顔を真っ赤にしたまま俯いて言った。
「だから頼むぜ」
「それじゃあ」
「実は直枝が一番純情なんだよ」
 白い軍服で褐色の太腿が目立っている、小柄で童顔そして黒の長いツインテールの少女だ。八重歯が目立っている。
「私達の中で」
「乙女だからな」
 一緒に茶色の長い髪の毛ではっきりした顔立ちの茶色の軍服の少女もいた、長身で胸はかなり目立っている。
「口は悪いけれどな」
「いつもうっとりとして読んでるからね」
「私達の中でもね」
「本当に乙女だよね」
「だから言うなって、しかしな」
 直枝は二人にも言った。
「お前等もお前等でな」
「何だよ」
「どうしたの?」
「出て来たからにはな」
 こう二人に言うのだった。
「ちゃんと名乗れよ」
「ああ、そのことね」
「わかってるよ」 
 二人は直枝に応えてそれぞれ空軍の敬礼を笑顔でしてから名乗った。 
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