新ヘタリア学園
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第千二百三十一話 ぼっち飯の理由
第千二百三十一話 ぼっち飯の理由
山縣さんは幕末の志士だった頃お食事はいつも一人でした、それはどうしてだったかといいますと。
「また言うが何かあった時だ」
「食中毒になればですね」
「全員そうだとどうする」
こう日本に言いました。
「一体」
「お一人でも無事ならですね」
「何とかなる、新選組が来てもだ」
裏切り裏切られで暗殺も隊内での粛清も常でした。
「私達から見れば恐ろしい敵だった」
「その彼等が来るとなると」
「私も槍が取れる」
そうして戦えるというのです。
「だからあえてだ」
「お一人で、でしたか」
「そうだったのだ」
「その頃から山縣さんは山縣さんですね」
「そうなるか」
「そう思いました」
日本は山縣さんに微笑んで言いました。
幕末は切った張っただったのでそうしていたのです、この頃から山縣さんは慎重でかついざという時に備えていたのです。
第千二百三十一話 完
2021・5・19
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