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新ヘタリア学園

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第千二百二十六話  お食事は一人

第千二百二十六話  お食事は一人
 山縣さんは幕末の頃はお食事はいつも一人でした、それはどうしてかといいますと。
「食中毒になるとな」
「皆さんがなりますね」
「全員そうなるとだ」 
 その場合はとです、日本にお話しました。
「もうどうしようもない」
「そこで敵が来ると」
「終わりだ、だからだ」
「山縣さんはですね」
「あえてそうしていた」
 お一人で食べていたというのです。
「そうしていた」
「そういうことでしたね」
「そうだった」
「慎重ですね」
「石橋を叩いて渡らねば」
 そこまで慎重でないと、というのです。
「ことは成せないからな」
「そしてお一人でもですね」
「新選組等が来ても槍を取ってだ」
 そうしてというのです。
 こうしたお考えでした、山縣さんの慎重さはそうしたところにも出ていました。お一人で食べていたことにも。


第千二百二十六話   完


                   2021・5・16
 
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