新ヘタリア学園
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第千二百二十五話 槍一筋で
第千二百二十五話 槍一筋で
山縣さんは槍をずっと手放しませんでした、お食事の後もいつも槍の稽古をして汗をかく位でした。
それでこう言うのでした。
「槍がなくて私はないし」
「槍を使われているからですね」
「自分はこう言っている」
山縣さんご自身をとです、日本にお話しました。
「一介の武辺だとな」
「そういうことですね」
「これでも多くの修羅場を潜り抜けてきた」
このことは伊藤さんも同じです。
「幕末はな」
「そのお身体は」
「実は色々傷がある」
「そのこともあってですね」
「私は自分をそう思っている」
一介の武辺とです。
「そういうことだ」
「左様ですね」
「だから今もな」
「稽古をされますね」
「そうしてくる」
日本と一緒に食べた後でそうするというのでした、本当に山縣さんは一介の武辺でした。
第千二百二十五話 完
2021・5・16
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