| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百六十一話 空を駆る少女達その六

「そうした意味の王様じゃないから」
「心がだな」
「要するにね」
「そうだな」
「うん、王様っていうと心が広くてね」
「人を守れるものだな」
「それが王様だから」
 こう考えているからだというのだ。
「日本の国家元首とかにはね」
「なるつもりはないな」
「俺皇帝には興味ないから」
 王にはあってもというのだ。
「そして国の元首にもね」
「興味はないな」
「俺の目指す王様はそうしたものじゃないから」
「そういうことだな」
「うん、じゃあね」
「今からだな」
「少佐達の世界に行こうね」
「では今から門を開けます」
 美緒が言ってきた。
「私達の世界に行きましょう」
「それじゃあ」
「はい、これより」
 美緒は前に出て門に手を当てて開けた、そして門を開くとだった。
 そこは海に面した城だった、それが見えた。それを見る戦士達は今滑走路の上にいた。ウールはその滑走路を見て言った。
「航空機の滑走路じゃないね」
「そうね、空港じゃないわ」
 ウールは周りを見て言った。
「ここは」
「となるとね」
「ウィッチの人達の基地ね」
「そうだね」
「ここが今の私達の基地です」
 美緒も言ってきた。
「キールにある」
「キール。ドイツの軍港だね」
 常盤の叔父はその街の名前を聞いて言った。
「そこだね」
「はい、常盤さん達の世界ではその国になりますね」
「うん、この世界では名前が違うけれど」
「先程お話した通りです」
「そうだったね」
「はい、ベルリンは奪還しましたが」
 それでもというのだ。
「まだ前線はベルリンに近く」
「それでだね」
「私達五〇一航空団と五〇二航空団はキールに集結してです」
「ネウロイに当たっているんだね」
「ですが今はネウロイはヨーロッパ戦線では守りを固め動かず」
 そしてというのだ。
「そうしてです」
「ショッカーが出て来たんだね」
「それもキールに」
「スサノオがネウロイを封じているわね」
 ツクヨミはすぐにそう察した。
「そしてね」
「私達にですか」
「ええ、ショッカーを出してね」
「戦いを楽しんでいますか」
「そうだと思うわ」
「ネウロイが動かないことはいいのですが」
 それでもとだ、美緒は眉を顰めさせて述べた。
「ですが」
「ショッカーが出るとね」
「同じです」
 こう言うのだった。
「むしろ私達にとっては」
「嫌なものね」
「むしろネウロイ以上に」
 敵である彼等よりもというのだ。
「そう思います」
「そうよね」
「ですが」
 それでもとだ、美緒はさらに話した。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧