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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十話 空での決戦その十五

「貴方は」
「次の世界でまた会おう」
「そうしてなのね」
「再び楽しませてもらう」
 こう言うのだった。
「これからも」
「そういうことね」
「そして再び君達と会う時を楽しみにしつつだ」
「去るんだな」 
 ビルドが問うた。
「この世界から」
「そうさせてもらう」
「そうだよな、あんたは負けたら潔がいいからな」
「また次があるのだからな」
「ああ、じゃあ次も倒してやる」
 ビルドはスサノオにこのことを告げた。
「楽しみにしてろ」
「そうさせてもらう、ではまた会おう」
 この言葉と共にスサノオは爆発し姿を消した、爆発の炎と煙そして風が消えた時後には何も残っていなかった。その何もない場所を見てから。
 ライダー達は変身を解いた、イカロス達も戦闘態勢を解いたがここで智樹が彼等のところに来て声をかけてきた。
「じゃあ今から」
「ああ、勝ったお祝いにだよな」
「飲んで食いましょう」
「楽しみにしてたんだよ」
 桐生は万丈に笑顔で応えた。
「それをな」
「そうだったんですね」
「だからな」
「今からですね」
「ああ、皆で祝おうな」
「それじゃあ」
「マスター、西瓜は」
 イカロスは智樹にそちらのことを聞いた。
「どうなりましたか」
「切って何時でも食えるぜ」
「わかりました」
「終わったわよ」
 イカロスは微笑んで応えニンフのところには鳥が来て彼女は鳥に応えた。
「じゃあ一緒にお祝いしましょう」
「チチチ」
「神様に勝ったんだ」
 智樹はこうも言った、それも微笑んで。
「それじゃあちょっと位派手に祝ってもいいよな」
「ああ、しかし裸になるなよ」
 万丈はその智樹に忠告した。
「君はいつもそうなるっていうしな」
「この戦いの時はなってませんから」
「けれど何かの弾みでいつもだろ」
「それもならない様にしますから」
「大丈夫か」
「はい、ですから」
「ああ、今からな」
 万丈は笑顔で応えた。
「飲んで食ってな」
「楽しみましょう」
「皆でな」
 万丈は笑顔で応えた、戦いに勝った戦士達はその場で祝いに入った。殺風景だったシナプスのレプリカも今は賑やかだった。それは人間である彼等がそうさせていた。


第四百六十話   完


             2021・2・15 
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