| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第千二百五話  スカウト好き

第千二百五話  スカウト好き
 伊藤さんはこれはと思った人にはすぐに声をかけました。
「君筋がいいね、政治家にならないか」
「えっ、私がですか」
「うん、将来有望だからね」 
 笑顔でこう声をかけるのでした。
「どうだい?」
「それでは」
 こうした感じで声をかけて有望な人材をどんどん日本の発展の為に育てていきました、その伊藤さんに日本は言いました。
「こうしてですね」
「人は城で堀で城壁だね」
「武田太郎さんのお言葉ですね」
 信玄は法名で晴信は諱でまだ日本はこの呼び方でした。
「確か」
「そうだったね、それでわしもだよ」
「これはという人はですか」
「スカウトしてだよ」
 そうしてというのです。
「日本さんの為に働いてもらうんだ」
「私の為ですね」
「日本さんには世界一の国になってもらう」
「それは大袈裟では」
 ですがこの時のことがあってです、日本は世界屈指の大国になりました。そのはじまりは伊藤さんがいてのことだったのです。


第千二百五話   完


                  2021・5・6
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧