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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十九話 一つになってその八

「あんたも気をつけなよ」
「なのはさんにそうしたことで踏み込んだら」
「他の娘達にもね」
「大怪我しますね」
「そうさ、洒落にならないよ」
 下手に踏み込んだその時はというのだ。
「覚悟しておくことだね」
「刀華さんのスカートが仕事しなくても」
「してますっ」
 その刀華が後ろから言ってきた。
「私のスカートは」
「あの、さっきピンクのショーツが」
「下着のことは言わないで下さいっ」
 刀華はまた抗議した。
「見せたくて見せていませんから」
「そうなんですか」
「あくまで不可抗力です」 
 顔を真っ赤にして智樹に話す。
「本当に」
「これが珠雫ちゃんならわかるね」
 ジャスミンは智樹にまた言った。
「こうした話をしたら」
「はい、さっきいいかけて額にぶっすりと」
 智樹は二頭身で引いた顔で答えた。
「やられました」
「そういうことだよ」
「そうですね、白だって言ったら」
「それ以上の発言は許しません」
 珠雫がジャスミンの後ろから言ってきてだった、氷の刃が飛んで来て智樹の額に突き刺さった。そうして。 
 智樹は額から血を流しながらジャスミンに話した。
「こういうことですね」
「身を以て学んでるね、あんた」
「いつもこうですが」
「それじゃあよく学んでるね」
「懲りてないって言われますが」
「ははは、男ってそういうものだね」
 ジャスミンは智樹に今度は笑って返した。
「そうしたところでも見どころあるよ」
「そうですか」
「あんたいい人間になれるよ」
 自分で氷の刃を抜く智樹に話した。
「スサノオが惚れ惚れする位にね」
「正直あいつに好かれても」
「あたしもだよ、嫌だよね」
「はい、心の底から」
「それでもあいつに好かれる位ならだよ」 
 スサノオにというのだ。
「もうね」
「それならですか」
「かなりのものさ」
「そうですか」
「ちなみにあたしはあんた好きだよ」
 ジャスミンは笑って話した。
「スケベなところもね」
「そのこともですか」
「そうさ、その器の大きさがね」
「まあ細かいことにはこだわらないですね」
「そのまま大きくなりな」 
 智樹に笑ったまま話した。
「そしてスサノオに勝ってもね」
「それからもですか」
「どんどん大きくなるんだよ」
「それじゃあ」
「あんたみたいな心がジルにもあればね」
 今は戦いを退き人知れず暮らしている彼女のことについては寂しい顔になってそのうえで話をした。
「もっと違っていただろうね」
「何かあったみたいですね」
「何かとね。その話もしようかい?」
「あっ、いいです」
 別にとだ、智樹は返した。
「お話するの気が進まないみたいですから」
「だからだね」
「はい、それじゃあ」
「そうかい、じゃあ話さないね」
「そういうことで」
「じゃあね、それじゃあスサノオとの戦いはね」
 ジャスミンはあらためて話した。 
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