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インフィニット・ストラトス ~五年後のお話~

作者:リクヤ
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学園生活
  第八話 転校生登場!! 破

教室




「初めまして!中国から来ました、(レイ) 美華(メイファ)です!好きなことは冒険!嫌いなことはじっとしてること!これからよろしくお願いします!!」




転校生の自己紹介が終わる。
まあ比較的普通な自己紹介だっただろう。








縄で縛られていなければ。










ちなみに見た目は黒の短めの髪である。胸は普通より少しあるぐらいだろうか。
そしておでこには民族の人がつけていそうなバンダナ(?)をつけている。








縄に縛られているが。







((((何故縛られているんだ・・・・;))))←クラス女子全員



しかし、それを見て頭を抱えている人が一人いた。






史上二人目の男IS操縦者、西条輝龍である。


では、何故頭を抱えているのか?




それは縛られている転校生が知り合いだったからである。




(何でメイがいるんだよー!しかも縛られて!!いや、理由は大体察しがつくけど!!)





「じゃあ(レイ)はあそこの空いている席に座ってくれ」

「はーい」



先生は俺の斜め左後ろの席を指し示した。
メイは縄に縛られたまま器用にこちらへピョンピョンと跳ねながらこちらへ来る。


そして、近くまで来てこちらに気がついた。




「あれ?リューじゃねーか。なんでIS学園にいるんだ?ここは女子高だぞ?」





((((西条君と知り合い!?というか西条君がISに乗れること知らないの!?))))





「ちげーよ。俺はIS動かせたから特別にここにいるんだよ。つーかニュースでいっぱいやってただろうが」



「いやー、最近までアマゾンの方に行ってたからな。ニュース見てなかったんだよ」




((((アマゾン!!??))))





「またお前一人で行ったのか?」


「当たり前じゃん。だってあたしだよ?」



((((しかも一人で!!??))))



「つーかなんでお前縛られてるんだ?」



ほとんど理由は分かるけどな。みんなの代わりに聞いておかなければ。



「織斑先生に縛られちゃって(ポッ」



「「「「!!!!!!(ガタッ 」」」」



大人数の女子が勢いよく立ち上がる。


「先生、それは本当ですか!!!」

「そうだったら是非私も!!」

「私も!!」

「束縛プレイ!!ハアハア」


「こら!みんな落ち着け!!俺は(レイ)が逃げ出そうとしたから縛ったんだ!!やらしい意味なんて無い!!」


織斑先生は必死に否定する。見てて可哀想である。




「おいおい、またかよ・・・メイ、まだ逃走癖治ってないのか・・・」



((((逃走癖??))))



「逃走癖なんて酷いなー。あたしは冒険的欲求に素直なだけだぜ!!」


「それを逃走癖と言うのだろうが」




そう。メイは冒険的欲求(逃走癖)が強すぎてじっとしていることが耐えられないのだ。昔アメリカで会ったときにも冒険の途中だった。あのときは確かアメリカ横断をしている途中だったと言っていた。




「どうせあれだろ?お前逃げるから国に入学させられたんだろ?」


「おお!!よく分かったな!!お前、天才か!?」

「やっぱりか・・・」




つまりこういうことだな。

メイは中国の国家代表候補である。

しかし、逃走癖があるためISのデータが取れない。

IS学園に入れれば逃げ出さないよう見張れるしデータも取れる。

中国万々歳



まあ妥当な判断だな。




「おーい、もうすぐ授業始まるから早く座れ」



おっと、話をしていたらホームルームの時間は終わり、もう授業の始まる時間になっていた。



「じゃあメイ、今日の放課後学校内説明してやるよ」


「お!冒険だな!!」


「・・・なんか違う気がするけどそれでいいよ」



こうして放課後、冒険(案内)に行くことになった。









知っている奴が一人でも増えてくれて良かったぜ・・・
 
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