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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十八話 思わぬ成長その五

「俺も」
「けれどなんだよ」
「本当に上には上があってな」
「人間は何処までも強くなれるんだよ」
「だからライダーの人達もなんですね」
 智樹は真剣に考える顔で述べた。
「そういうことですね」
「ああ、だから内海の旦那もだよ」
「前より強くなったんだよ」
「前はあそこまで強くなかったんだよ」
「そうですか、だからイカロス達もですね」
 エンジェロイド達もだというのだ。
「これからですね」
「あの娘達実際に強くなってるぜ」
 赤羽はこう答えた。
「俺が見たところな」
「俺もそう思うからな」
 青羽は智樹の背中を押す様にして語った。
「それもかなりな」
「最初の頃と比べて別人だよ」
 黄羽も言った。
「相当強くなってるぜ」
「そうですか、まあやられっぱなしの様に見えていても」
 智樹も思い当たった。
「最初はエンジェロイド全員でライダーの人お一人にで」
「今は三人でだろ」
「それか四人だろ」
「そうなってるからな」
「強くなっていますね、俺達もそうした話さっきしましたし」
 自分達の会話も思い出した。
「でしたら」
「ああ、これからもな」
「どんどん訓練していったな」
「強くなっていくからな」
「そうですね、しかしライダーの人達も強くなるなら」
 それならとだ、智樹はあらためて言った。
「鬼にトンカチですね」
「そこ金棒だろ」
「俺達でもわかるぞ」
「君ちょっと勉強が足りないよ」
「あっ、間違えました」
 智樹も言われて気付いた。
「このことは」
「ああ、気をつけてくれよ」
「こうしたことも知っておいた方がいいからな」
「だからな」
「学校の勉強も大事ですね」
 等身は二等身のままで言った。
「そういうことですね」
「ああ、そういうことだからな」
「宜しく頼むぜ」
「そっちは俺達の言うことじゃないけれどな」
「そうさせてもらいます」
「それはいいことね」
 智樹の後ろから美香子がドス黒いオーラをまとって出て来た。
「じゃあ今日から毎日睡眠時間四時間で訓練と学校の時以外はみっちりお勉強ね」
「えっ、四時間ですか」
「家庭教師は用意しておくわ」
 すぐにその筋にしか見えない人達が出て来た。
「若し居眠りしたら電気ショックよ」
「滅茶苦茶厳しいじゃないですか」
「けれどそこまで勉強したら」
 そうすればというと。
「お勉強も出来る様になるわ」
「電気ショックなんか嫌ですよ」
「大丈夫よ、凄く痛くするけれど」
 サディスティックな笑みで話した。
「死にはしないわ」
「痛くするんですか」
「だってそれが面白いから」 
 だからだというのだ。
「そうしないといけないわ」
「いけないって」
「まあ勉強も大事だよな」
 グリスは特に反対しなかった。
「そっちも」
「学生の本分ですからね」
「やっぱりそっちはおろそかにしたら駄目ですよね」
「智樹君にしても」
「ああ、けれど電気ショックまではな」
 グリスは三羽に話した。 
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