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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十七話 空美町の者達その十七

「安心して下さい」
「俺達はか」
「桜井君は違いますが」
「俺だけ限定なんだよな」
 実質的にとだ、智樹も言った。
「こうした時って」
「これも人徳かしらね」
「人徳でいつも処刑されてたまるかっ」
 ニンフに抗議して言い返しもした。
「そんなことはな」
「いや、それでもよくないだろ」
 万丈は美香子に真面目に返した。
「だから最初からな」
「そうしたことのない様にされたいですか」
「俺達はな」
「ならマップがありますので」
 美香子は万丈の真面目な返事を受けてだった。
 早速ライダーと関係者の数の分だけ屋敷の見取り図を出した、そうしてそのうえで彼等に対して話した。
「これをご覧になってです」
「屋敷の中を進めばいいか」
「そうして下さい」
「わかった、それじゃあな」
 万丈は美香子からそのマップを受け取ってあらためて答えた。
「この見取り図使わせてもらうな」
「そうして下さい」
「そういうことでな」
「皆さん本当に真面目ですね」
 ダイダロスは真面目なやり取りに終始した万丈と素直にマップを受け取ったライダー達を見て言った。
「少しは間違えてもとはならないですか」
「ああ、こうしたことはな」
 桐生はバイダロスにどうしてもという口調で答えた。
「やっぱりちゃんとしないとな」
「そう思われるからですか」
「だからな」
 それでというのだ。
「そうするんだよ」
「そうなのですか」
「ああ、そういうことでな」
「こうしたことはですか」
「真面目とかじゃなくてな」
 そうした考えでなくというのだ。
「当然のこととしてな」
「やっていかれてますか」
「そうなんだよ」
「そうですか、では」
「ああ、屋敷のことも頭の中にいれてな」
「やっていかれますか」
「そうしていくな」
 桐生はダイダロスに笑顔で話した、そうしてだった。
 戦士達はこの世界で共に訓練をして日常を過ごしていった、そのうえでスサノオとの戦いに思いを馳せていった。

第四百五十七話   完


                 2021・1・23 
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