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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十七話 空美町の者達その五

「聞いたんだよ」
「そうだったのか」
「けれどあらためて聞いてもな」
「凄い話か」
「ああ、俺達以上にな」
 それこそというのだ。
「凄い話だよな」
「確かにそうだな」
 ハーピー1が応えた。
「死んで世界の改編も経験しているとは」
「貴様もそうしたが」
 ハーピー2は智樹を見ながら語った、彼がかつてしたことを思い出しながら。
「しかしだ」
「ああ、俺達の世界以上にだろ」
「恐ろしい戦いを繰り広げているな」
「そうだよな」
「うむ、それだけの戦いを経ていてだ」
 ハーピー2は今度はライダー達を見て話した。
「よく正気を保てるものだ」
「我々でもだ」
 ハーピー1はまた語った。
「そこまでの辛い戦いは耐えられない」
「全くだ」
 英四郎もその通りだと頷いた。
「エボルトとの戦いといいな」
「強大過ぎる邪悪と言うべきだが」
「そんな奴と戦いそして勝つだけではないのだからな」
「まあ奇跡みたいだったけれどな、あいつに勝てたのは」
 桐生はエボルトとの戦いを思い出して智樹達に話した。
「けれど二度目の時はな」
「その時はですか」
「あっさり勝てたんだよ」
 こうそはらに話した。
「それがな」
「そうですか」
「だからな」
 それでというのだ。
「そんな大変だとかな」
「言われることはですか」
「ないさ」
「そうですか」
「俺が思うにな」
「むしろ君達の方が大変だったんじゃないのか」
 万丈は智樹達に問うた。
「話を聞くと」
「ううん、そうですかね」
 智樹は首を傾げさせながら言葉を返した。
「まあ色々ありましたけれど」
「君だってな」
 その智樹もというのだ。
「世界を元通りにって願うとかな」
「やっぱり皆いて欲しいですから」
 智樹は万丈に笑って返した。
「ですから俺は」
「あの時そう願ったんだな」
「そうでした」
 こう万丈に答えた。
「考えることはしませんでした」
「考えなかったんだな」
「もう全く」
「こいつはそういう奴です」
 英四郎も智樹のことを話した。
「何も考えないで行動して」
「そしてなんだな」
「大きなことをします」
「馬鹿なんですが」
 義経も話した。
「その馬鹿さ加減がです」
「いいんだな」
「全く、俺まで蘇らせるなんてな」
 義経は智樹を見て微笑んで話した。
「よくそんなことしたな」
「だから元通りだろ」
 智樹は義経に返した。
「それだったらな」
「俺もか」
「そうだよ」
 まさにというのだ。 
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