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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百八話 最高の雪その九

「カラオケに行ってもいいしね」
「家族で楽しんだりしても」
「いいからね、教会で過ごしてもいいしね」
「お祈りしてよね」
「神様にね」
「本当に色々ね」
「クルシミマスとか言っても」
 それでもだ。
「何だかんだで楽しんだらね」
「それでいいのね」
「もう楽しんだ者勝ちだよ」
 僕は香織さんに笑って話した。
「もうそれでね」
「そうよね」
「クリスマスに限らずね」
「どんな時もよね」
「お花見も夏祭りもそうで」 
 そしてだ。
「紅葉狩りもバレンタインもね」
「お正月もよね」
「もうその人が楽しんだら」
 それでだ。
「勝ちだよ」
「誰かに対する勝ちじゃないわね」
「敵がいなくても」 
 それでもだ。
「勝つことは出来るんだよ」
「楽しむことイコールなのね」
「勝ちの場合もあるから」
 それでだ。
「もうね」
「楽しんだら勝ちね」
「クリスマスもそうで」
 そしてだ。
「僕達も楽しんでいるから」
「勝ちなのね」
「そうなるよ、男一人でも」
 まさにクルシミマスの状況だ。
「楽しんだらね」
「勝ちなのね」
「そうだよ、一人でも楽しむことは出来るし」
「お酒を飲んだりして」
「それでね、居酒屋に入って」
 そうしてだ。
「鶏肉食べてワイン飲んでね」
「居酒屋にケーキがあれば」
「デザートだってあるしね」
 居酒屋ではこちらも充実していたりする、この辺りもいいと思う。
「そこにケーキがあればね」
「最後に頼んで」
「そして楽しんだらね」
「勝ちね」
「それでね、もうクリスマスはね」
 それこそだ。
「楽しんだら勝ちだよ、その日お仕事でも」
「ケーキ屋さんとかね」
「スーパーや百貨店でもそうだしね」
 こうした職場だと本当にクリスマスやバレンタインはお仕事のうえで勝負の日としか思えなくなるとのことだ。
「そのお仕事の後で」
「楽しんだら」
「それでいいし」
「本当に楽しみ方は色々ね」
「お金ある人は旅行に行くし」
 そうしてだ。
「楽しむしね」
「旅行もいいわね」
「そうだよね、クリスマスにホテルでね」
 この場合は普通のホテルだ。
「一人でもディナーを楽しむ」
「それもいいのね」
「うん、ホテルでの一時を過ごしても」
 それでもだ。 
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