| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百五十五話 勇者達が手にするものその一

               第四百五十五話  勇者達が手にするもの
 決戦の時が来た、戦士達はもう何時戦いがはじまってもいい様になっていた。そしてそれでだった。
 ダイは剣を抜いてそうして言った。
「いよいよですね」
「うん、スサノオとね」 
 宝生が応えた。
「決戦だよ」
「その時になったんですね」
「今からね」
「そうですね、それじゃあ」
「諸君、油断はならないが安心していい」
 慱が腕を組んで自信に満ちた声で言った。
「私がいるからな」
「あの、お願いですから自重して下さい」
「そのことはお願いします」  
 ポップとマアムはその壇に言った。
「絶対に」
「壇さんにはそのことをお願いします」
「自重?私にそんな言葉はない」
 当然ながら話は聞かなかった。
「そんなことをしてどうなる」
「こいつはもう勝手に暴れても気にするな」
 九条が言った。
「だからな」
「それで、ですか」
「その時はなんですね」
「死んでも気にするな、こいつは無限コンテニューだからな」
 そうなっているからだというのだ。
「死んでもすぐに生き返るからな」
「だからですか」
「壇さんはですか」
「気にするな」
 暴走してもというのだ。
「いいな」
「九条さんがそう言うなら」
「私達も」
「そういうことでな」
「これまでの修行で身に着けたものを出せ」
 強い声でだ、花家は仲間達に告げた。
「いいな、そしてだ」
「戦うことだな」
「俺達はそうすればいいな」
「そうだ、負ける気はするか」
 花家はクロコダインとヒュンケルに問うた。
「今は」
「ない」
「全くな」
 これが二人の返事だった。
「正直何度死んだかわからない」
「そこまでの修行だった」
「バグスターとの戦いよりも厳しい修行だった」
「その修行をやってきたからな」
「そうだな、だから勝てる」
 それだけの修行を積んできたからだとだ、花家は言うのだった。
「この決戦にもな」
「勝つ為の手は全て打ってきた」
 まさにとだ、鏡も言った。
「だからだ」
「我々はですな」
「勝つのね」
「これで負けるならだ」
 鏡はバタックとレオナに話した。
「俺達は今ここにいない」
「ですな、ここまでの修行は」
「やってこれなかったわ」
「勝てるだけの力を備える為の修行をしてきた」
 まさにそれをというのだ。
「そしてだ、それを全て終えたからにはな」
「その力を手に入れた」
「まさにそうね」
「そうだ、俺達は勝つ力を手に入れた」
 きっと前を見据えて仲間達に告げた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧