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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十三話 大群での攻勢その十六

「鶏肉や豚肉、魚介類を入れたカレーもあります」
「鶏肉もですか」
「はい、そうです」
 明日那はバダックににこりと笑って答えた。
「こちらも人気ですよ、豚カツやハンバーグをご飯の横に置いてそこにルーをかけて食べるカレーもありますし」
「カレーは種類が多いのですな」
「そうなんです」
「面白いですな」
「今度はそうしたカレーも作りますね」
「鶏肉やカツのそれをですか」
「その時も楽しみにして下さい」
「はい、それでは」
 バタックは笑顔で応えてカレーを食べた、そして。
 十分に休んで戦場に戻った、戦闘は夜になっても続いていたが。
 戦士達は夜も果敢かつ的確に戦っていた、レーサーはその中で共に戦うロン=ベルクに対して声をかけた。
「困っていないか」
「強いて言うなら遠方の敵を攻撃して欲しい」
 これがロン=ベルクの返事だった。
「いいか」
「ああ、じゃあな」
 レーサーは彼の言葉に頷いてだった。
 遠方、三キロ先に遠距離攻撃を繰り出して多くの敵をそれで楽してからそのうえであらためて問うた。
「これでいいか」
「済まない。では目の前の敵にだ」
「向かえるか」
「心おきなくな」
「今前方は敵は少ないです」
 ノヴァも言って来た。
「それならです」
「そうだな、先にこれから来る連中を倒しておくとな」
「戦いやすいです」
「その通りだな」
「僕は接近戦しか出来ないですし」
「私とノヴァで今は接近戦を受け持っている」
「なら俺しかいないからな」
 レーサーはこう言って頷いた。
「だからだな」
「そうだ、よくやってくれた」
「ああ、じゃあ俺は暫く遠距離戦を受け持つな」
「頼む」
「基本それはスナイプの方が専門だけれどな」
「それでも出来ることは出来るか」
「やれないことはないな」
 これがレーサーの返事だった。
「実際な」
「ではだ」
「ああ、それでここで戦っていこうな」
「それではな」
「確実に倒していきましょう」
 ノヴァは剣を振るいつつレーサーに言った。
「このまま」
「そうだよ、焦らないでな」
「そうして戦っていって」
「本当に確実にな」
 攻撃を仕掛けたバグスター達はというのだ。
「倒していく、そうしていけばな」
「何時かはですね」
「バグスターはいなくなる、それまでな」
「戦うことですね」
「俺達の戦いは最後まで立っていればいいんだ」
 そうであればというのだ。
「だからな」
「はい、そうなる様に戦っていきます」
「頼むぜ、夜になっても頑張ろうな」
「わかりました」
 ノヴァはレーサーの言葉に頷き戦っていった、そして。
 やがてだ、敵がだった。
 少しずつだが減ってきた、その頃は明け方になっていたがヒムはその状況を見て目を鋭くさせて言った。
「確かこうなればな」
「敵はもう出て来ないな」
 ラーハルトが応えた。
「そうだな」
「そうよ」 
 ニコが答えた。 
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