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筆まめ少女

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第四章

「このことはね、有り難うね」
「お礼はいいわよ」
「いやいや、皆もそう思ってるから」
 好美は菫に笑顔で話した。
「だからね」
「そう言ってくれるの」
「そうよ」
「そうなのね、それはそうとして」  
 ここで菫はこんなことを言った。
「このお店のスイーツ美味しいわね」
「ええ、パフェもね」
「私も食べてるけれど」
 菫は抹茶パフェを食べている、そうしつつ言うのだった。
「滅茶苦茶美味しいわ、これは皆に知らせないって」
「ってまさか」
「今からね」 
 携帯を出してだった、早速。
 菫は皆にこの店のパフェが美味しいとメールを送った、そうして言うのだった。
「教えてあげたわ」
「早速送ったの」
「だって美味しいから」
「私にも送ったし」
 一緒にいる自分にもというのだ。
「私はいいでしょ」
「皆に送ったからよ」
 それでというのだ。
「あんたにもね」
「送ったの」
「友達ならね」
「律儀っていうの?」
「誰か一人外すと不公平だから」
「それでなの」
 だからだというのだ。
「送ったのよ」
「そうなのね」
「じゃあね」
「ええ、このお店はなのね」
「これからも行こうね」
「ええ、じゃあね」
 好美は菫にやれやれとなって返した、そしてだった。
 菫のメールの多さは彼女のどういった性格によるものかと通り魔のことと今のことからわかったと思って内心微笑んだ、そのうえで。
 彼女のメールをチェックしてだった、またパフェを食べた。その味は薫が言う通り確かに美味しかった。


筆まめ少女   完


                 2020・8・19 
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