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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十話 眼魔大戦争その一

                第四百五十話  眼魔大戦争
 決戦の日となった、既に準備は。
「もう整ったか」
「はい」
 御成が目玉の親父に笑顔で答えた。
「準備万端ですぞ」
「そうか、ではな」
「後はです」
 御成はさらに話した。
「皆さん配置につけば」
「そうすればな」
「時間を待つだけです」
「そこまで来たか」
 目玉の親父は御成の言葉を聞いて腕を組んで述べた。
「遂に」
「いよいよですね」
 鬼太郎は目の前にいる父に話した。
「戦いの時ですね」
「決戦のな」
「そうですね」
「これは戦争じゃ」
 目玉の親父は鬼太郎に話した。
「只の戦いではない」
「僕達とスサノオの」
「そうじゃ、戦争はせぬ方がいいが」
「するのなら」
「全力で戦ってじゃ」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「勝つことですね」
「左様、心構えは出来ておるな」
「はい」
 鬼太郎は父に確かな声で答えた。
「もうそれは」
「ったくよ、戦いで退屈凌ぎをするなんてな」
 ねずみ男はぼやいて言った。
「つくづく変な野郎だぜ」
「あんた今もそう思うんだな」
「それで言ってるんだよ」
 ねずみ男は自分のところに飛んできたユルセンに答えた、実際に表情はやれやれといったものである。
「俺は戦いは嫌いだからな」
「それでだな」
「金儲けや美味いもんを食うのは好きさ」
 そうしたことはというのだ。
「俺はな、けれどな」
「戦いはか」
「嫌いなんだよ」
 またユルセンに言った。
「だからな」
「今もぼやいたんだな」
「そうさ、けれど普段は逃げるけれどな」
 戦いになればだ。
「それも癪だし鬼太郎も逃げないだろ」
「だからか」
「それならいてやるさ、精々スサノオと戦って」
「そうしてか」
「勝ってあいつを退屈させない様にするぜ」
 こうユルセンに話した。
「俺の出来ることでな」
「よし、じゃあ色々とな」
「やっていこうな」
「戦局を見て連絡を頼む」
 ジャベルはそのねずみ男に言った。
「何処にどれだけの眼魔がいるかな」
「街の一番高いビルの屋上から見てだな」
「そうしてくれるか」
「わかったぜ、俺は戦えないけれどな」
 戦闘は無理だがというのだ。
「それでもな」
「そうしたことが出来るな」
「ああ、俺の出来ることをやってやるさ」
「では頼む」
「そういうことでな」
「じゃあそろそろ配置に着こう」
 天空寺も言った。 
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