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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百四十九話 鳥取での戦士達その十二

「放っておいていいよ」
「あまり五月蠅いなら顔に布被せておくといいよ」
「そうしたらいびき五月蠅くなくなるよ」 
 ユナエルとミナエルがアドバイスをした。
「濡れた布でないとね」
「これは死ぬから駄目だよ」
「正直一回死んだ方がいいんじゃないの?この人」
 千は仙人を眉を顰めさせつつ見ている。
「滅多に死にそうにないけれど」
「あの、本当にです」
 ここで半蔵が知恵を出した。
「濡れた布をです」
「お顔にかけるの」
「そうしましょうか」
「普通の人は死んでも絶対にこの人死なないでしょ」
 千は言い切った。
「すぐに起きてきてわしを殺す気かとか怒るわよ」
「その方が可能性が高いですね」
「そうでしょ、この人は」
「残念ですが」
「こうした人は一回死んだ方がいいけれど」 
 それでもというのだ。
「滅多によ」
「そうした意味でも厄介ですね」
「本当にね」
「だったらね」
 悪忍の未来が言ってきた。
「ロケットに括り付けてね」
「何処かに飛ばすの」
「そうしてみる?」
「いいわね、それで反省する人じゃないけれど」 
 千は未来のその提案に頷いた。
「それでね」
「邪魔にならないところに送りましょう」
「それで当分帰って来なくなるし」
「一石二鳥でしょ」
「そうね」
「流石未来さんですね、いいお考えです」
 半蔵は未来の提案に微笑んで述べた。
「私も賛成です」
「半蔵ならそう言ってくれると思ったわ」
「はい、ではそうしますか」
「そうしましょう」
「待て、何をする気だ」
 ここでその仙人が起きて言ってきた。
「ロケットが何だ」
「くっ、いつもこう言ったら起きるのよね」
「耳はいいですからね」
 未来も半蔵も起きた仙人に歯噛みした。
「何かあると起きて」
「それで難を逃れるから」
「正直こんな面倒な人はいないな」
 クリスが見てもだった。
「どうしたものだ」
「どうしたものもない、わしは皆を見守ってるのだ」 
 仙人は腕を組み胡座をかいて言い切った。
「常にな」
「いや、おっさんいつも寝てるぜよ」
「今だってそうだったしね」
 土御門も青髪も言う。
「それじゃあね」
「説得力ないぜよ」
「見てわからんか」
「わかるから言うぜよ」
「嘘ですよね」
「寝ててそれはないぜよ」
「流石に」
 二人で仙人に言い返した。
「仙人さんいつもそうですから」
「流石に嘘はよくないぜよ」
「全く、わしは今回特に言われるな」
「自覚があったらなおしたら?」
 アンジュも仙人を咎める目になっている。
「あんた本当に全然動かないか」
「心外な言葉だ」
「そこで言う言葉じゃないわよ」
「尚更心外だ」
「まあ働くおっさんとかな」
 ロザリーはその千人を見て言った。 
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