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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百四十九話 鳥取での戦士達その七

「これからな」
「蟹なら蟹鍋よね」
 式部沙織は楽し気に言った。
「皆で楽しもう」
「蟹の甲羅で飲むお酒が最高なのよね」
 アクアは心から楽しそうに述べた。
「じゃあ皆で飲んで食べて楽しみましょう」
「アクアも女神らしくねえよな」
 メリオダスはそのアクアを見て思った。
「正直言ってな」
「そうかしら」
「ああ、すぐに調子に乗ってそれでいてドジで泣き虫でな」
「うっ、いいところないじゃない」
「いや、そういうところが愛嬌があっていいぜ」
 メリオダスは今度は笑って話した。
「かえってな」
「そうなのね」
「ああ、完璧な奴なんて面白くないからな」
 笑ったままでの言葉である。
「アクアはそれでいいさ、というか個性がある奴ばかりだから面白いんだよ」
「確かに個性派揃いね」
 花子さんはあかねと一緒に塗り壁の銅像を見つつ話した。
「どの世界の人達も。それに私のそっくりさんも多いしね」
「そういえば花子さんのそっくりさん多いわね」
 まなが見てもだ。
「一体どれだけの娘がそうかしら」
「あまりにも多くてやっと覚えられた位よ」 
 花子さんが話した。
「本当に。中には今も何かと過去を突かれてる娘もいるし」
「そ、それはその」
 ネルヴァは花子さんの言葉にバツが悪い顔で返した。
「反省していますし」
「だからもう絶対になのね」
「あんなことはしませんわ」
「若しいじめを続けますと」
 鬼太郎が無表情で言ってきた。
「幽霊列車に連れて行かれますよ」
「ゆ、幽霊列車!?」
「悪いことをした人は無数の白い手に引き込まれて」
 そうなってというのだ。
「死んでその列車に乗りまして」
「まさか」
「そのまさかです」
 鬼太郎の表情も口調も変わらない。
「地獄に行くんです」
「そうなりますのね」
「まさに連れて行かれます」
「悪いことをしたら」
「それが過ぎたら」
「若しネルヴァが行ったらメリダはまた私が独占するから」
 エリーゼがぽつりと述べた。
「いいかも」
「ちょっと、そこでそう言いますの」
「幽霊列車お願い出来ますか」 
 エリーゼは今度は鬼太郎に言った。
「これから」
「いえ、それは死んだ人だけで」
「白い手は」
「そこまでの悪事をしないと出ないです」
「そうですか」 
 エリーゼは鬼太郎の返答にいつものクールな感じだが残念そうに述べた。
「ネルヴァももっと悪事をしてくれていたら」
「貴女私にそんなに地獄に行って欲しいのでして?」
「だってメリダをいじめていて今はつきまとってるから」
「ですから今は」
「邪魔だから」
 本音も出した。
「貴女嫌いだし」
「ま、まあ人は出来るだけ嫌わないようにな」 
 美代子は苦笑いでフォローに入った。
「そうしような」
「私達の学校にも幽霊列車に乗るべき人がいるわね」
 寧々は叡山を見て言った。
「貴方どうかしら」
「おい、俺は殺人とかしてねえぞ」
「買収とか汚いことばかりしてるから」
「金儲けとかはいいだろ」
「殆どそっちの筋の人だし」
「地獄に行くべき」
 ももも言ってきた。 
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