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犬へのプレゼント

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第一章

                犬へのプレゼント
 チャッピーは茶色と白のキャバリエの犬である、性別は雌だ。
 須郷家の家族の一員で家族にとってかけがえのない存在だ。特に一人娘の美緒、黒髪を頭の右上でまげにした大きな目の小学一年の彼女とは特に仲が良く家ではいつも一緒にいる。
 その彼女達を見て言えの主婦妙子茶色の髪の毛を短くしていて細めのきらきらした目で白い肌に引き締まったウエストに安定した腰を持つ一六三センチ程の背の彼女は言った。
「チャッピーが七歳だからね」
「うちに来てすぐに美緒が生まれたからね」
 家の主人義三も言った、丸々としていて黒髪を七三にしている、背は一七六程で温和な顔に丸眼鏡が似合っている。
「チャッピーがお姉さんだね」
「そうなるわね」
「いや、チャッピーが来てよかったよ」
 夫は笑って言った。
「本当にね」
「里親募集に応じてね」
「そうしてよかったよ」
「犬がいるとね」
 そうであればとだ、妻は夫に話した。
「それだけでね」
「家が随分違うね」
「そうよね」
「番犬になって」
 そしてというのだ。
「見ているだけで和んで」
「凄くいいわね」
「そうだね」
「だからこれからもね」
「チャッピーと一緒にね」
「暮らしていきましょう」
 こう二人で話した、妻は家で在宅の仕事をしていて夫は国道沿いのディスカウントショップで店長をしている、二人は忙しいが経済的には安定していて。
 家では娘と愛犬に癒されていた、その中で。
 ふとだ、娘が母に聞いて来た。
「私のお誕生日四月十七日よ」
「そうよね、それでね」
 娘は自分の誕生日からさらに聞いてきた。
「チャッピーのお誕生日は?」
「あっ、チャッピーのね」
「うん、それは何時なの?」
「ええと、確かね」
 実はチャッピーの誕生日は意識していなかった、だから娘に言われてそれで思い出しにかかって思い出して話した。
「五月二十日よ」
「その日なの」
「ええ、そうよ」
 こう娘に答えた。
「チャッピーのお誕生日はね」
「私のお誕生日はお祝いしてるから」
 その時はいつもケーキや美緒の好きなハンバーグを出す様にしている。お誕生日のプレゼントもあげている。
「だからチャッピーもね」
「お誕生日をお祝いするの」
「そうしてあげましょう」
 こう言うのだった。
「これからは」
「そうね」
 娘に言われてだ、母は気付いた。
「チャッピーも家族だしね」
「私のお姉ちゃんよね」
「そうなるわ」
「それじゃあね」
 それでというのだ。
「これからはそうしよう」
「ええ、それじゃあ」
 娘の言葉に頷いてだった。
 それでチャッピーの誕生日も祝うことにした、しかし。
 具体的にどんなお祝いにするか、妻は夫に話した。
「美緒の時はいつもケーキにね」
「ハンバーグ作ってあげてね」
「それでプレゼントもしているけれど」
「それでもチャッピーとなると」
 夫も言った。
「どうしようかしら」
「そうだね」
「チャッピーの場合は」
「食べものだと」
 夫はまずここから話した。
「チャッピーはドッグフードしか食べないから」
「それも決まったのをね」
 チキンである。 
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