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新オズのオジョ

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第十幕その十

「オズの名誉市民の」
「五人の子供達ですよ」
「そうですね」
「はじめまして」
 五人は息を合わせて孫悟空さん達に挨拶をしました。
「僕達がオズの名誉市民です」
「その五人の子供達です」
「宜しくお願いします」
「今はオズマ姫と一緒にいまして」
「冒険のお供をさせてもらっています」
「そうなんだな、あんた達のことは聞いていたけれどな」
 それでもとです、孫悟空さんは五人に応えて言いました。
「ここで会えるなんてな」
「そのことはですか」
「思っていなかったよ、おいらも」 
 こう神宝に答えます。
「こうした出会いもいいものだな」
「そうですよね」
「いや、玉龍も元気で何よりだよ」
 孫悟空はこうも言いました。
「本当にな」
「私はいつもこうですから」
「お師匠さんをちゃんとお守りしてたかい?」
「勿論ですよ」
「玉龍は今回も色々助けてくれました」
 玄奘さんがにこりとしてお話します。
「何かと」
「それは何よりですよ」
「そして貴方達が迎えに来てくれてです」
 玄奘さんは孫悟空さんにあらためてこう言いました。
「非常に嬉しいです」
「弟子として当然のことですよ」
「そう言ってくれることもです」
「嬉しいんですね」
「おいら達は」
「何か」
 神宝は明るく身振りを入れてお話をする孫悟空さんを見て言いました。
「孫悟空さんはお話通りの」
「おう、おいらはだな」
「明るい人ですね」
「もうお日様みたいに明るいだろ」
「あっ、そうですね」
「暗いのはな」
 それはというのです、孫悟空さんも。
「おいらは大の苦手でな」
「そうですよね」
「もういつもな」
 それこそというのです。
「この通りだよ」
「明るいんですね」
「そうなんだよ」
「兄貴の明るさはまた別格だよ」
 猪八戒さんはその孫悟空さんを見て笑って言いました。
「これまたな」
「左様、兄者の明るさは陽の気そのもの」
 沙悟浄さんもこう言います。
「これ程明るい御仁はおられぬ」
「おいらはオズの国一の根明かもな」
 こうまで言う孫悟空さんでした。
「本当に」
「そうかも知れないわね」 
 オズマもこう言います。
「孫悟空さんは」
「オズマ姫もそう思いますか」
「ええ、見ていたらね」
 こう孫悟空さんに答えます。
「本当に明るい人だから」
「もうおいらはくよくよしたりですよ」
「悩んだりはよね」
「根っから性分に合っていなくて」
 それでというのです。
「もういつも賑やかで」
「明るくね」
「そうしているのが大好きなんです」 
 こう言うのでした。 
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