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ドリトル先生と牛女

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第十幕その五

 玄関に行くとでした、そこには。
 牛女さんがお付きの人達と一緒にいました、そうして先生に言ってきました。
「今広島から戻ってきまして」
「そうでしたか」
「お土産を持ってきました」
 先生に礼儀正しくお話します。
「そうしてきました」
「お土産といいますと」
「先生、中に入ってもらいましょう」
 これまでお庭のお掃除をしていて今玄関に来たトミーが言ってきました。
「そうしてもらいましょう」
「今はだね」
「はい」
 こう先生に答えました。
「そうしてもらいましょう」
「それじゃあね」
「では」
「上がっても宜しいのですか」
 牛女さんは先生達のお話を聞いて言いました。
「そうしても」
「どうぞ」 
 先生は笑顔で応えました。
「そうして下さい」
「そうですか、では」
「お茶とお菓子を出しますので」
 その両方をというのです。
「どうぞ」
「お菓子まで、ですか」
「はい、お客さんですから」
「申し訳ないですね」
「いえ、遠慮なく」
 笑顔で言う先生でした。
「一緒におられる方も」
「私達もですか」
「あがっていいのですか」
「そうなのですか」
「はい、どうぞ」
 こう言ってでした、先生は牛女さん達にお家の中に入ってもらいました。そしてお茶とお菓子を出しましたが。
 牛女さんは奇麗に包装された大きな箱を出して先生に申し訳なさそうに言いました。
「実はお土産は紅葉饅頭でして」
「広島名物の」
「はい」
 そちらだというのです。
「そうなのですか」
「ではお菓子を出したのは」
「何といいますか」
「ああ、それもです」
「いいですか」
「そうかと」
 先生は牛女さんに笑顔で言いました。
「お菓子は幾らあってもいいものですね」
「そうですね、私も甘いものが好きですし」
「僕もです、ですから」
 それでというのです。
「いいかと」
「そうですか」
「はい、お菓子は羊羹ですが」
「羊羹もいいですね」
 牛女さんはその羊羹を見て笑顔で言いました。
「こちらも」
「それでは」
「はい、紅葉饅頭は受け取って頂けますか」
「喜んで」
 これが先生のお返事でした。
「むしろ謙遜を感じますが」
「受け取って頂けないと」
「そうですね、では」
「はい、では」
 笑顔でやり取りをしてでした。
 先生は紅葉饅頭を受け取ってそうしてでした、それから世間話になりましたがここで牛女さんは言いました。 
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