| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生と牛女

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第九幕その十二

「どうもね」
「その趣味がなんだ」
「影響しているかもね」
「実際にそうなんだ」
「うん、本当にそうしたお話もあるし」
 ルイス=キャロルという人にはというのです。
「小さい女の子が好きな」
「実際になんだ」
「あってね」
「じゃあ今だと」
「警戒されていたと思うよ」
 先生は王子にお話しました。
「あの人はね」
「そこまでなんだ」
「今だとね」
「そうなんだね」
「理知的な紳士だったけれど」
 それでもというのです。
「今だとね」
「幼女趣味が過ぎて」
「そう、本当にね」
「警戒されていたんだ」
「警察のご厄介になることも」
「えっ、警察って」
 王子はそのお話に驚いて言いました。
「そこまでの人だったんだ」
「うん、これがね」
「そんな人だったんだ」
「今だとね、当時は問題にならなかったけれど」
「今だとだね」
「今はそういうことが厳しいから」 
 そうなっているからだというのです。
「問題になるよ」
「偉大な作家さんも逮捕されるかも知れないんだ」
「今もね、というかね」
「というか?」
「ルイス=キャロルは本来は理系の学者さんだからね」
「小説家は本業じゃなかったんだね」
「そうだよ、そのことも覚えておいてね」
 こう王子にお話しました。
「色々調べると面白いから」
「あの人のことも」
「作家さんそれぞれぞの生い立ちを調べても」
 そうすると、というのです。
「本当にね」
「面白いんだね」
「そう、だからね」
「じゃあ日本の作家さんもかな」
「そうだよ、森鴎外もそうだし」
「他の人達もだね」
「それをすることも学問だから」
 それでというのです。
「僕もそうしていくよ」
「これからもだね」
「文学を学ぶ時はね」
 先生は笑顔でお話しました、そうしてこの日の残りも楽しい時間を過ごしました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧