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麗しのヴァンパイア

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第二百九十一話

                  第二百九十一話  先生達を見て
 先生達は普通にテニスを楽しんでいた、だが。
 テニスとはテニスウェアを着て行うものでありかつ先生達は顔もスタイルも非常に優れている。その為に。
 周りから注目されてしまってこう言われていた。
「凄いな」
「あの二人滅茶苦茶美人だな」
「スタイルいいな」
「あんな美人はじめて見たな」
「そうだよな」
「あれっ、何か」
 今田先生もその声に気付いて言った。
「私達注目されてる?」
「そうね」
 今日子先生も述べた。
「皆の視線を感じるわ」
「やっぱりね」
 今田先生は自分達のテニスウェア姿を見てさらに話した。
「テニスウェアのスカートは短いから」
「脚が見えるからね」
「注目されるわね」
「水着程じゃないけれど」
 それでもとだ、今日子先生も言う。
「やっぱりね」
「注目されるわね」
「ええ、だからね」
 それでというのだ。
「周りの人達も言うのね」
「そうよね」
「けれどね」 
 それでもとだ、今日子先生は今田先生に話した。
「それでもよね」
「今私達はテニスをしたいからよね」
「テニスに専念しましょう」
 是非にというのだ。
「そうしましょう」
「それがいいわね」
「そう、そしてね」
 それでというのだ。
「満足いくまで楽しんで」
「そうしてすっきりして」
「それからね」
 そのうえでというのだ。
「お風呂に入りましょう」
「それがいいわね」
「それで身体を奇麗にして」
 そしてというのだ。
「テニスでの身体の疲れもね」
「癒すのね」
「そうしましょう」
 こう話して注目をスルーしてだった、先生達はテニスを楽しみ続けた。視線はもう気にしていなかった。


第二百九十一話   完


              2020・8・23 
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