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ドリトル先生と牛女

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第八幕その五

「僕は煙草は吸わないからね」
「そうそう、先生煙草吸わないよね」
「もう一切ね」
「それは絶対に吸わなくて」
「そのことでも健康よね」
「煙草はね」
 どうしてもというのです。
「健康に悪いからね」
「若し煙草をかなり吸ってるとね」
「それだけで健康に良くないね」
「本当にね」
「ヘビースモーカーの人だとね」
 こうした人はといいますと。
「それだけでね」
「健康に不安があるね」
「実際リスクあるし」
「タバコは吸わない方がいいわね」
「どうしてもね」
「うん、だから僕も吸わないし」
 先生はそうしているというのです。
「他の人にもね」
「薦めないよね」
「喫煙は」
「そうだったね」
「そうだよ、まあ昔は吸う人も多くて」
 それでというのです。
「作家さんや軍人さんはかなりだったね」
「どっちも吸う人多かったのよね」
「あと漫画家さんもね」
「煙草吸いながら書いたりしていたね」
「軍人さんも戦いや訓練の合間に吸っていたね」
「そうしていたんだ、けれど最近はね」
 煙草についてよく言われる様になってです。
「そうした人も減ったね」
「作家さんでもだね」
「そして自衛官の人でも」
「煙草を吸う人は減っていて」
「主流じゃなくなってるわね」
「そうなっているよ」
 実際にというのです。
「会議の時でも吸わなくなっているみたいだしね」
「軍隊、今の日本だと自衛隊だね」
「自衛隊の会議でもそうなのね」
「煙草を吸わなくなっている」
「そうなっているのね」
「そうだよ、昔のドイツ軍をモデルにした軍隊が出ているアニメだと」
 こちらの創作ではどうかといいますと。
「会議の場面で普通に皆葉巻を吸ってるけれどね」
「かつてはそれが普通だったからね」
「皆煙草を吸う」
「そうしたものだったからね」
「それでワインもあったんだ」
 会議の場にです。
「それで喉を潤しながらね」
「会議していたんだね」
「昔のドイツ軍がモデルだと」
「煙草にお酒」
「その二つがあったね」
「だから煙草を吸わなくてお酒も飲まなかったヒトラーは凄く目だったんだ」
 独裁者だったこの人はです。
「もう異様な位にね」
「皆会議で煙草吸ってワインを傍に置いていたのに」
「ヒトラーはどちらも口にしなかった」
「確かにそれはかなり目立つね」
「だからだよ」
 その為にというのです。
「今も言われているんだ」
「菜食主義者でも有名だったし」
「会議で煙草吸っていなくて」
「お酒もとなるとね」
「そうだったんだ、それどころかヒトラーの前では誰も煙草を吸えなかったんだ」
 そうだったというのです。
「彼は煙草嫌いだったからね」
「皆吸っているのに」
「それは辛いね」
「会議の場で吸えないと」
「本当にね」
「そうだよ、それとね」
 さらにお話する先生でした。 
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