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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十五話 最高の料理その二

「変身するな」
「そうしろ」
「今はメダルは俺が出すな」
「わかった、だがな」
「それからはな」
「俺が出してやる」 
 フォームを変える都度というのだ。
「そうしてやる」
「いつも悪いな」
「礼はアイスでしろ、口ではいら」
「そうだよな、お前は」
「そうだ、俺も変身する」
 アンクも変身してだった、そして。
 火野はメダルを出してベルトに入れた、そこからだった。
 左腕を胸の前で斜め上に置いてから意を決した顔で叫んだ。
「変身!」
 独特の音の後で身体が白く眩い光に包まれ仮面ライダーオーズになった、幸平はその全ての変身を見て言った。
「よし、やるか!」
「今からよね」
「ああ、俺達も作りはじめるか」
 こう恵にも言う。
「そうするか」
「うん、じゃあね」
 恵も応えた、見れば遠月学園の面々は皆もう調理をする姿になっている。
「これから」
「まだ戦闘ははじまっておらんが」
 薙切通称が完全に怪物爺さんになっている彼が言った。
「調理には時間がかかる」
「だからですね」
「今から戦闘ははじまったも同じ」
 幸平にもこう返す。
「ならはじめるのだ若き料理人達よ!」
「おう、やってやらあ!」
 黒木場がバンダナを着けて叫んだ。
「神様だろうが何だろうが叩き潰してやる!」
「そう、僕達の力を合わせてば勝てるよ」
 一色もこう言う。
「例え一人一人では勝てなくてもね」
「美食は神にも勝る」
 司の目が光った。
「皆でそれを証明しよう」
「皆抜かるんじゃないよ」
 竜胆は見るからに楽しそうである。
「こんなゾクゾクする勝負が出来るんだからね」
「はい、そうした勝負ならですね」
 タクミが応えた。
「是非共最後は」
「勝って最高の感じを味わいたいだろ」
「それは俺もです」
「ならだよ、勝つしかないよ」
 まさにというのだ。
「じゃあやってやろうね」
「絶対に」
「兄ちゃん、チーズの用意が出来たよ」
 イサミが双子の兄に言ってきた。
「それしゃあね」
「ああ、パスタの方もな」
「やっていこうね」
「今からな」
 二人でこう話してだ、そしてだった。
 誰もが調理に入った、そこで時間となった。すると。
 グリードの大群が出て来た、ここでまた薙切が叫んだ。
「今こそ幕が上がった!」
「法螺貝が鳴ったね」
「今こそな」
 隣にいるジャスミンにも言う。
「そうなった」
「そうだね、じゃああたし達もね」
「やるべきことをやろう」
「それで爺さんは何をするんだ?」
 ガァルルが薙切に問うた。
「これから」
「わしは戦闘に参加せぬ、しかしだ」
「それでもだな」
「医療品の用意は出来る、そちらでだ」
「皆を助けるのか」
「そうだ、補助として戦おう」
 そうするというのだ。 
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