八条学園騒動記

「食文化だったんだよ」
「エウロパ貴族っていうか」
「かなり酷い食い方だな」
「褒められたものじゃないね」
　マルティもこう述べた。
「実際に」
「だから今はその食い方はしないんだよ」
　今の韓国ではというのだ。
「日本が残さないからな」
「そこでも日本出るんだ」
「韓国で日本が話に出ない分野はないからな」
　洪童はこうも言った。
「もう何から何までな」
「だからなんだ」
「そうした食い方もな」
「止めたんだ」
「日本に笑われるとかな」　
　その様にというのだ。
「思われるとな」
「韓国人って変わるんだね」
「全力で努力してな」
　そうしてというのだ。
「行いをあらためてそしてな」
「日本を超えようってだね」
「なるんだよ」
「そうしたことでも国民性出るんだね」
「ああ、それでな」
「そこは変わったんだね」
「両班の食い方はしなくなったんだよ」
　そうなったというのだ。
「出来るだけ残さないな」
「それで食べものを残さない様になったんだ」
「ああ、ただな」
「ただ？」
「食う量と飲む量はな」
「変わらないのね」
「そうなんだよ」
　実際にとだ、洪童はレミにも答えた。
「これがな」
「物凄く飲んで物凄く食べる」
「暴飲暴食はな」
　この二つはというと。
「変わらないんだ」
「そして思いきり動き回るのね」
「それが韓国人だ」
「あの辛くて熱いお料理を」
「それをな」
　まさにというのだ。
「腹一杯食って酒もな」
「倒れるまでなのね」
「飲んでな」
　そしてというのだ。
「それでやっていっているんだ」
「ワイルドっていうか刹那的っていうか」
「あまり褒められないな」
「うん、ちょっとね」
　こう洪童に話した。
「少なくとも暴飲暴食は身体によくないよ」
「そうだな」
「だからね」
「適度にだな」
「飲んで食べないとね」
　腹一杯食い倒れるまで飲む様なことはせずにというのだ。
「そう思うよ」
「そうだな」
「とはいっても昨日の僕達は二日酔いになるまで飲んだけれど」
「だから二日酔いになるどころじゃない」
「倒れるまで飲むから」
「もう違う」
　それこそというのだ。
「韓国の飲み方は今でもな」
「とことんだね」
「ああ、俺は二日酔いになる位で止めるが」
　しかしというのだ。