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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十二話 神と戦う者達その三

「あんた達名乗りな」
「今からですね」
「ああ、そうしな」
 大御堂が彼等に促した。
「今からね」
「では」
「吉野悠姫です」
 最初に赤紫の短めのしっとりろした髪の毛に赤紫の瞳の艶やかな少女が名乗った。
「麹を使った料理が得意です」
「榊涼子です」
 薄茶色の髪の毛を左右で団子のツインテールにした青緑の瞳の元気そうな少女である。
「野生の獣肉のお料理が得意です」
「伊武崎峻です」
 赤がかった癖のある髪の毛で目を隠した少年である。
「燻製料理がメインです」
「丸井善二です」
 黒のショートヘアで黒の目に眼鏡をかけている少年である。
「知識には自信があります」
「青木大吾です」
 もみあげが目立つ黒髪に頑健そうな身体の黒い目の少年である。
「一応何でも出来ます」
「佐藤昭二です」
 金髪で黒い瞳が小さな少年である。
「俺も何でも出来ます」
「これで全員です」
 えりなは学園の制服を着ている彼女達の名乗りが終わってからそのうえでライダー達に対して話した。
「今回参加している人は」
「そうか、じゃあ今からな」
「はい、今からですか」
「お互いのことを話そうか」
「それでは」
 えりなが応えそうしてだった。
 ライダー達も遠月学園の面々もお互いのことを話した、その話が終わってだ。
 司は考える顔になりこう言った。
「皆さんそれはまた」
「壮絶な戦いでござったな」
 斎藤も唸る様に行った。
「それはまた」
「っていうかな」
 叡山は驚きを隠せない顔で火野に言った。
「火野さん、ちょっと凄過ぎないですか」
「俺の戦いがかい?」
「一回グリードになりかけたんですよね」
「最初の戦いの最後の時はな」
 実際にというのだ。
「どうなるかわからなかったよ」
「味も感じなくなって」
「どうなるかってな」
 それこそとだ、火野は叡山に笑って話した。
「わからなかったよ」
「そこから戻ってきたんですね」
「うん、皆に助けてもらってね」
「よくそんな戦い乗り越えてきましたよ」
 こう火野に言うのだった。
「本当に」
「俺もそう思います」
 タクミも素直に認めることだった。
「物凄い戦いでしたね」
「けれど今もね」
「戦えていますか」
「皆がいるからね、俺一人だとね」
 とてもという口調での言葉だった。
「絶対に無理だったよ」
「戦い続けることは」
「勝つこともね」
 このこともというのだ。
「無理だったよ、最初の戦いでも」
「そうですか」
「うん、皆がいるからね」
 火野はさらに話した。
「戦えたんだよ」
「そう言えることが凄いですよ」
 イサミも真顔で言う。 
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