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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十一話 食戟の世界その十一

「風邪ならお薬を」
「大丈夫です、ただ」
 緋沙子は今いる面々を見てえりなに応えた。
「何故か自然にです」
「ええ、皆集まってるわね」
「そうですね」
「どういう訳かね」
「それぞれの理由にしても」
「幸平君がいるとね」
 ここでえりなは彼を見て話した。
「何かね」
「そうなりますか」
「私の気のせいかも知れないけれど」
「それは」
「貴女もそう思わない?」
「それは私も」
 言われてみればだった、緋沙子にしても。
「確かに」
「そうよね」
「どういう訳か」
「ははは、幸平君には人を惹き付ける何かがあるのだろうね」
 一色が笑って話した。
「だからだよ」
「えりな、心配だから来たわよ」
「俺はお供で来ました」
「俺は無理矢理連れて来られた」
 今度は三人来た、見れば。 
 白い短い髪の毛に赤い目の胸がえりな以上にある少女と癖のある黒髪に鋭く赤い目の下に黒い隈がある少年と褐色の肌と碧の細い目に白髪のすらりとした少年である。
 その三人がえりなのところに来て言ってきた。
「どうしたのかと思ったが」
「何かもうだな」
「仮面ライダーの人達とは一緒みたいね」
「ええ、幸平君達が案内してくれてね」
 えりなはその三人に答えた。
「それでよ」
「ここに来てくれたのね」
「そう、それでこれからね」
 えりなは少女にさらに話した。
「遠月寮でね」
「皆でお話するのね」
「そうよ」
「成程ね。じゃあね」
「じゃあっていうと」
「私達の自己紹介も必要ね」
 少女はその目を黒と白にさせて言った。
「そうよね」
「自分でそう言うの」
「だってこれから一緒に戦う人達に名前言わないと駄目でしょ」
 少女はえりなに笑って話した。
「そうでしょ」
「ええ、確かにね」 
 えりなもそれは否定しなかった。
「確かにね」
「じゃあね。薙切アリスです」
 少女はライダー達に対して名乗った。
「えりなの従姉妹です」
「黒木場リョウです」
 黒髪の少年は低いテンションで名乗った。
「アリスお嬢の側近ってことになってます」
「ちなみに得意は魚介類です」
 アリスが言ってきた。
「私はハイテク志向になりますね」
「葉山アキラです」
 今度は茶色の肌の少年が名乗った。
「スパイスなら任せて下さい」
「つまりカレーなんです」
 タクミが言ってきた。
「あと言い忘れてましたが俺達兄弟はイタリア料理です」
「それが得意です」
「私は基本和食でしょうか」
「僕もそうだね」
 恵と一色も言って来た。
「得意ジャンルとなると」
「やっぱりそうですよね」
「俺は何でもだな」
「先輩はどっちかっていうとお金ですね」
 タクミは叡山にはこう突っ込みを入れた。
「そうですよね」
「それが悪いか」
「先輩は度が過ぎますから」
「ほお、また勝負するか」
「また負けないですよ」
「そこまで、とにかくこのアリスちゃん達も名乗り終わったし」
 ももが何気なく叡山とタクミの間に入って言った。 
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