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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十一話 食戟の世界その九

「スサノオとは」
「間違いなくな、それでもいいな」
「俺達はあいつに喧嘩を売られました」 
 それならとだ、タクミは後藤に答えた。
「売られた喧嘩は買います」
「食戟じゃないですけれど料理で戦えって言われましたから」
 イサミも言ってきた。
「俺達もです」
「戦うな」
「皆さんに俺達の料理をご馳走します」
「宜しくな」
「はい、こちらこそ」
「何か凄く色々な人が集まってきたわね」
「そうですね」
 泉は白石のその言葉に頷いた。
「ここで」
「そうなってきたわね」
「まだかなりの参加者がいますので」
 えりながここで二人に話した。
「スサノオとの戦いにおいては」
「そうなのね」
「はい、ですからこれからです」
「寮になのね」
「案内させて頂きます」
 こう言うのだった。
「そちらまで」
「それじゃあね」
「こちらにどうぞ」
「これから壮大な出会いがはじまる」
 鴻上は実に楽しそうに言った。
「素晴らしいことだ」
「この人凄いオーラだね」
「ああ、そうだな」
 タクミは弟の言葉に頷いた。
「どの人もな」
「この人なんかもう」
 イサミは鴻上を目を瞠ってやや汗をかいて見ている、そのうえでの言葉だ。言葉にも真剣なものがある。
「一目見ただけで」
「ああ、普通じゃないな」
「絶対に只者じゃないってね」
「わかるな」
「何か今回会長さん注目されますね」
「そうね」
 白石は泉のその言葉に頷いた。
「色々な人に」
「どういう訳か」
「いや、明らかに普通の人じゃないでしょ」 
 叡山も真顔で言う。
「この人は」
「君がそう言うんだから本当に凄いね」
「ああ、っていうか俺が言うって何だよ」
「だって君凄い人は見抜くから」
 一色は叡山その眼力から話した。
「だからだよ」
「人を見抜けないと商売も出来ないからな」
「それでわかるね」
「ああ、ただこの人は戦わないな」
 叡山は鴻上のこのことを指摘して話した。
「戦うのはこの人達だな」
「うん、そうだよ」
 一色は火野達を見た叡山にあらためて答えた。
「この人達が仮面ライダーなんだ」
「スサノオの言っていた人達だな」
「実際に戦ってくれる人達だな」
「そうなんだ、俺達が仮面ライダーだ」
 港が答えた。
「これまでも話しているけれど」
「そうですね、ただ私達の中には知らない人達もです」
 まさにとだ、恵が話した。
「いますから」
「皆集まったらね」
「その時にですね」
「俺達のことは君達だけじゃなくて皆にも話すよ」
「宜しくお願いします」
「そういうことでね」
「あら、その人達がなのね」
 今度はオリーブ色のロングヘアに眼鏡の奥に赤紫の目が光っている少女が出て来た。 
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