仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百二十一話 食戟の世界その三
「またすぐに出て来るよ」
「すぐにですか」
「こうした話をすればね」
それこそというのだ。
「出て来るよ」
「だといいですか。けれど幸平君なら」
実際にとだ、恵は述べた。
「確かに」116
「そうした人だね」
「はい、それなら」
「ここでお話をしているうちにもね」
「来てくれますか」
「そうだと思うよ」
「おや、君は」
ここでだ、鴻上が声をあげるとだった。
赤い尖った髪の毛に威勢のよさそうな顔立ちの少年が来た、目はオパール色で着ている服は黒の丈の短い服とズボンである。
その少年が来てこう言ってきた。
「すいません、ちょっと人を探してるんですが」
「おや、噂をすれば」
一色はその彼を見て楽しげな声をあげた。
「早速来てくれたね」
「あっ、一色先輩に田所」
その少年は二人を見てまた言った。
「こっちにいたんすね」
「うん、何処に行ってたのかな」
「あっ、何か美味そうなハンバーガーショップ見付けまして」
それでというのだ。
「そこで食ってました」
「ははは、幸平君らしいね」
一色はそんな彼の話を聞いて笑って終わらせた。
「すぐに合流出来たしいいか」
「それでどんな味だったの?」
恵は店の味のことを尋ねた。
「一体」
「これが中々でな」
少年は恵の問いに笑顔で話した。
「安くてボリュームもあってな」
「美味しかったのね」
「それで先輩と田所の分も買って来たからな」
ハンバーガーを二つ出して言う。
「食ってくれよ」
「うん、それじゃあね」
「後でね」
「面白い奴の様だな」
アンクはその少年を見て言った。
「何という名前だ」
「幸平創真っす」
少年は自ら名乗った。
「宜しくお願いします」
「そうか、わかった」
「遠月学園二年生です」
「私達高校生なんです」
恵が自分達のことを話した。
「それでなんですが」
「この前急にスサノオっていう神様がうちに学校に来たんですよ」
また幸平が話した。
「戦いを挑みたいって言って」
「それで食戟かと思いましたら」
一色も話す。
「それが違いまして」
「何か仮面ライダーと他の世界の人達が来るから」
幸平が続いた。
「それでその人達に俺達が美味いもの食わせて力を出させて」
「戦わせてか」
「勝てって言われました」
幸平は後藤に答えた。
「それでライダーの人達を探しにこっちの世界に来たんですよ」
「そして俺達に会ったな」
「いやあ、こっちの世界に来たらいきなりでかいビルの前で」
「鴻上ファウンデーションのビルだったな」
「それでそこで里中さんに会いまして」
その里中を見て言う。
「俺が仮面ライダーの人達が何処かって聞いたら」
「すぐに私が案内しました」
その里中が火野達に話す。
「会長のところに」
「そして私がここに案内したのだよ」
鴻上は満面の笑みで話した。
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