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ドリトル先生と琵琶湖の鯰

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第三幕その五

「海外から来た人も巫女さんになってもいいんだよ」
「その通りね」
「来る人は拒まずで」
「それでね」
「そういうことだよ、それとね」
 先生はさらに言いました。
「今日は大津市にいてここを拠点にして動くけれど」
「滋賀県の中で」
「そうするんだね」
「滋賀県にいる間は」
「色々な場所に行くからね」
 その大津市からというのです。
「そうするからね」
「電車や車でだね」
「そうしていくのね」
「安土や彦根に行くんだ」
「そうするのね」
「あと湖も使えるからね」 
 こちらもというのです。
「水路もね」
「あっ、琵琶湖ね」
「その生きものを調べて水族館に持って行く」
「その琵琶湖も使えるんだ」
「船に乗って」
「そうなんだ、織田信長さんも使ったよ」 
 その琵琶湖の水運をというのです。
「そうしてすぐに都に行ったこともあるし」
「そうだったんだ」
「そんなこともあったんだ」
「織田信長さんにしても」
「琵琶湖を船で行き来していたんだ」
「あと琵琶湖から淀川が流れているけれど」 
 川のお話もするのでした。
「この川もね」
「水運が使えるんだね」
「あちらも」
「そうだよ、琵琶湖から川を下れば」
 そうすればというのです。
「すぐに京都や大阪に行けるよ」
「そうなんだ」
「川を下れば」
「それでなんだ」
「陸路も使えるけれど」
 それだけでなくというのです。
「水路も使える県なんだ」
「じゃあ船でなんだ」
「先生も滋賀県行き来するんだ」
「そのつもりなのね」
「それで行き来するかどうかはわからないけれど琵琶湖の中には入るよ」
 そうはするというのです。
「生きものを調べる為にね」
「そのことはするんだ」
「琵琶湖の中に船で進んでいって」
「そのうえで」
「そうはするよ、琵琶湖の真ん中まで行って」 
 そうしてというのです。
「生態系、そして水質もね」
「調べるんだ」
「そうもするんだ」
「これからは」
「うん、ただお水の中には僕は入らないから」
 それはしないというのです。
「泳げるけれどダイバーではないからね」
「ダイバーって特別な技術だからね」
「自衛隊でもそうだしね」
「訓練してなるものだし」
「そうはなれないね」
「だからね」 
 それでというのです。
「僕はお水の中には入らないから」
「あくまで船に乗って」
「それでなんだ」
「そうするんだ」
「そうだよ、そうしたことはしないけれど」
 それでもというのです。 
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