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オズのケーキ

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第七幕その十

「食べはじめたことは最近です」
「ここ七十年位ですね」
「食べはじめたのは」
「大体それ位ですね」
「どちらも」
「ナポリタンにしても」
「日本のスパゲティも全体的にそうですね」 
 六人もお話します。
「海苔を使ったスパゲティも」
「和風パスタは特にそうですね」
「あっさりしていい味ですが」
「それでもですね」
「日本でスパゲティを食べる様になったのは最近みたいですが」
「オズの国でも反映されてきて」
 アメリカに日系人の人達が増えてきてです。
「そうなってきて」
「それで、です」
「私達も食べています」
「ナポリタンにしても」
「ちゃんとトマトや玉葱使っています」
「大蒜もオリーブオイルも使って」
「ナポリタンが日本のスパゲティというのは」
 ここでお話したのは恵梨香でした。
「私も意外だったけれど」
「そうよね」
「名前が名前だしね」
「イタリアのものって思うね」
「イタリアのナポリのね」
 ナターシャ達四人も恵梨香にお話します。
「それが実は、だから」
「日本で生まれたもので」
「アメリカの影響を受けて」
「それで作ったもので」
「最初は驚いたけれど」
 それでもと言う恵梨香でした。
「食べると美味しいし」
「ですから私達も好きですよ」
「ナポリタンも食べています」
「七人でも食べてます」
「皆で食材集めてお料理して」
「力を合わせてそうしてです」
「楽しませてもらってます」
 六人の大臣達が恵梨香に答えます。
「本当にいいですよね」
「ナポリタンも」
「他のスパゲティもいいですが」
「あちらのスパゲティもいいですね」
「本当にそうですよね」
「素敵な味ですよ」
「それならお誕生日の時は」
 ここでケーキが提案しました。
「スパゲティ、パスタもね」
「そちらもですか」
「出したらどうかしら」
 女王にもお話します。
「そちらも」
「そうですね、ピザも」
「出してね」
「皆で楽しめばいいですね」
「勿論女王様もね」
 この人のお誕生日だからというのです。
「そうしましょう」
「それじゃあ」
「それと」
 さらにお話するケーキでした。
「やっぱりオリーブオイルと大蒜はね」
「欠かせないですね」
「それとチーズも」
 こちらもというのです。
「粉チーズをスパゲティの上にかけて」
「食べますね」
「それとピザのチーズは」
「ふんだんにですね」
「使って」
 そしてというのです。
「食べて」
「いいですね」
「フェアリーの人達はピザもお好きですね」
「大好きですよ、皆」
「ならそちらも」
 そのピザもというのです。
「出して」
「そしてですね」
「皆で楽しみましょう」
「それでは」
「チーズとトマトがあれば」
 この組み合わせはというのです。 
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