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オズのケーキ

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第二幕その十二

「野球、ホッケー、バスケ、テニスと並んで」
「そう、特にフットボールとね」
「野球、ホッケー、バスケは」
「盛んだね」
「ラグビーやサッカーもあるけれど」
「やっぱりフットボールだね」
「そちらなのよね」
 このスポーツだというのです。
「それでバイキングの人達も」
「あのスポーツをするとね」
「強いでしょうね」
「あの体格だからね」
「フットボールは格闘技よ」
 王女はこうまで言いました。
「もうね」
「ラグビーもそうだけれどね」
「あそこまで格闘技と言っていいスポーツはそうはないわ」
「球技ではそうだね」
「あの人達はラグビーも強そうだけれど」
「フットボールをしても」
「相当な強さよ」
 そうであることは間違いないというのです。
「絶対に」
「ううむ、そう考えると」
 教授はアンのお話を聞いて言いました。
「彼等に勧めてみるべきかな」
「そうしたスポーツをしてみればって」
「そう、スポーツをすることはいいことであるし」
「それによね」
「強い人達が参加するとその人達と競争して」 
 そうしてというのです。
「競技全体が強くなるからね」
「だから参加して欲しいのね」
「是非ね、では温泉にも入って」
「そうしてね」
「旅をさらに楽しんでいこう」
「是非ね」
 二人でこうしたお話もしてでした。
 そのうえで皆でクマセンターに向かうのでした、クマセンターへの道の先は晴れ渡っていて何の心配もない感じでした。
 ですがその道を見て王女は言うのでした。
「オズの国は安全でもね」
「それでもですね」
「そう、何があるかわからないから」
「いつも急に何かが起こりますよね」
「そうしたお国だから」
 それ故にというのです。
「そのことも頭に入れて」
「先に進んでいきますね」
「よくあることは」
 ナターシャにお話するのでした。
「短い旅の予定がね」
「物凄く長い旅になりますね」
「そうなるから」
 だからだというのです。
「何があってもね」
「驚かなくてですね」
「油断しないで」
「先に進んでいくべきですね」
「そうしましょう」
 こうしたこともお話して先に進みました、一行の楽しい旅は続くのでした。 
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