新ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六百三十二話 何度攻められても
第六百三十二話 何度攻められても
トルコはコンスタンティノープルを攻める為に非常に苦労しました、そのことを日本にお話していましたが。
「実際何度もだったんでい」
「攻められてもでしたね」
「あの街は陥落しなかったんでい」
「あまりにも堅固で」
「イスラムの初期に大々的に攻めたんだけれどな」
それでもだったのです。
「秘密兵器も使われてな」
「ギリシャの火ですね」
「それも使われたしな」
「それで攻め落とせず」
「他にも攻めた奴はいたけどな」
「攻め落とせませんでしたね」
「中に裏切り者がいねえとな」
そうでないとです。
「落ちなかったんだよ」
「そうした街でしたね」
「難攻不落ってのはな」
この言葉はです。
「伊達じゃなかったんだぜ」
「攻め落とすにはあれしかなかったですね」
日本はここでこう言いました、トルコが攻め落としたことは知っていたので。
第六百三十二話 完
2020・7・23
ページ上へ戻る