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新ヘタリア学園

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第六百三十一話  物凄い守り

第六百三十一話  物凄い守り
 コンスタンティノープルは三方を海に囲まれていて残る一方の陸の方は三重の堅固な城壁で守られていました。
 その守りはトルコも知っていましたが。
「何時見てもな」
「はい、陥落させられるか」
「不可能と思わせますね」
「あの守りは」
「おう、海から攻めてもな」
 そうしてもです。
「相手の海軍がいるしな」
「湾は鎖で閉鎖しています」
「あちらから攻められると楽ですが」
「閉鎖されていますから」
「無理ですね」
「一体どうして攻め落とせばいいんでい」
 トルコにもわかりませんでした。
「本当にな」
「わかりませんね」
「これは攻め落とせないですよ」
「本当に」
「どうしたらいいのか」
 そのことがわかりませんでした、本当に誰もです。
 攻め方がわかりませんでした、あまりにも堅固で。


第六百三十一話   完


              2020・7・23
 
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