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銃弾の幻想歌

作者:狼 アサ
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今度は雑貨店に行くようです。

 
前書き
 更新少し遅くなり申し訳ございません。
多分一週間に一回程の更新率だと思います。よろしくお願いします。 

 
 キリナが『LK24』って言うアサルトライフル?をトモットに修復してもらってから数分程が過ぎた。

「なぁキリナ。その向かっている所ってどこなんだ?」
「まぁそう焦るなミコト。そこの角をまがったらつくはずだ。」
「キルスティーナァ~どこ行くのかい?ここら辺は結構値が張る大通りの狩人(ハンター)(たち)の集まりのはずなんだけど。」
「ミア様は何でも知っているんですね。」
「リリア。ミアを褒め過ぎると少し痛い目に合うぞ。」
「はい。すみませんでした。」
「莉理亜、すげー素直だな。」
「ふふふ~僕の弟子は凄いんだぞ!」
「それに比べてリリアの師匠は凄くだらしないんだが。」
「そうそう。りりあんの師匠は…ってさりげなく僕のことをばかにしているじゃないか‼」
「わらわは本当のことを言っているだけじゃ。」
「でも、キリナの言う通りかもしれない。」
「確かに。美琴君に同意します。私。」
「そんなぁ。りりあんまで…」
「クスクス。」
「りりあん、笑わないでくれよ……」
こんな風にいい感じに雑談をしていたらキリナが

「よし……ついたぞ。」
「ここは…」
大通りと言うくらいだから賑わっている感じのを想像していたけど想像より、遥かに賑わっていた。

「さすが狩人(ハンター)(たち)の街と言うくらいに賑わっているねぇ。」
「あそこの店なら……よし、あの雑貨屋にいくぞ。」
そう言ってキリナはとある雑貨屋さんにはいった。
「あ、いらっしゃーい!お、可愛い女の子がお客さんだよ。父さん。」
「……ほーい。」

なんか嫌な予感がする。…多分店員さん女の子だ。で、店長は気難しいおやじ。
ラノベじゃあ常識中の常識。俺の予感が関わりもったら面倒なことになるぞ。といってる。
恐る恐る店内に入っていくと…

「なんだ。男もいるじゃねぇか。まさか!おれの大事な大事な娘に手を出そうと「もう!父さん!言いがかりはよして!父さんのせいでここ何ヶ月お客さんが来ていないと思うの!」はい…すみません。」
……やっぱね……
お約束的な展開は免れなかった。
「トホホ…」
俺が嘆いていると店の娘が

「あ、改めていらっしゃーい!今さっきはごめんなさいね。」
そう言ったがやはりキリナはこの店が嫌みたいで…
「すまなかったな。わらわたちは別の店に行くからの。」
「あーー!い、行かないで‼ここの店他の所より安いから‼」
行こうとした俺たちを引き留めたまま店の娘は急いで
「…ごほん。いらしゃいませ!『ベルモットーの雑貨店』へようこそ!」
そう言ったが、別の店に行くと決めたキリナをそう簡単に引き留めれる訳がない。出ていくキリナ達の波に乗り遅れた俺を見事がしっと掴んで言った。

「お、お願いします。勝手なのは承知ですが、買ってくださいお願いします。(うるうる)」
「う……」
今更だが俺には妹がいる。言わば俺はシスコンだった。だから、人一倍うるうるとした上目づかいには弱い自信がある。しかも店の娘、俺の妹にすっげー似てるし。
シスコンの俺には腕を振り払うことが出来なかった。
「何しているの?ミコト君。うるうるごときに負けるとはだらしないよ。」
すみません。ミアさん。俺、妹に似ている人のうるうるした上目づかいには弱いんです。
なんてことも言えずぐずぐずしていた俺に痺れを切らしたミアは
「もう!キルスティーナさん。もうここでいいんじゃない?僕的にはもう歩きたくないし、ミコト君もうるうるには勝てそうにないし。」
ありがとうございます!ミアさん!
てかただ単に歩きたくないだけ?

「…仕方ない。ここで買うか。」
そうキリナが言ったとたん店の娘はぱぁぁと顔が明るくなった。
……うんやっぱり俺の妹に似てる。
「では。高性能な通信機を一つと残りで買える腕時計を一つで。」
キリナがそう注文したら店の娘は
「あ、はい!ではこれはどうですか?」
そう言ってなんか白いヘットセットみたいなのを出してきた。
「……わらわとミアが持っているようなものだな。いくらだ。」
「はい!通常だと121500ニマルなんですけどね、この『ベルモットーの雑貨店』では100000ニマルで売っています!」

おおー…?
2万(と1500ニマル)安くなったのは安いのだろうか…
俺はまだこの世界来たばっかだから分からないんだよなぁ。…特に物価。
だから、こっそりとキリナに聞いてみた。
「なぁ。2万安くなるのっていいのか?それとも普通なのか?」
はぁとキリナはため息をついてから言った。
「まずまず2万ニマルは狩人(ハンター)達が中くらいの害虫を30匹ぐらい一生懸命駆除してようやく手に入る額だ。一流になってきてようやく100万溜まるくらいだ。だからここは凄くサービスしているのじゃ。」
「……へぇ~」
「お前…」
何故かすっごくキリナが睨んでくる。…怖っ

「えーっと、これが予算内で買える一番いい時計で~す。」
そう言って店の娘が何やら黒いブランド品みたいな時計を取り出してきた。
「これ、3285ニマルです。」
「うむ。ギリギリだが予算内じゃ。ミコト、トモットの店で余った金で買え。」
「あ、あぁ。」
そう言って俺は13285ニマル差し出した。店の娘が大事そうにお金を持ち
「ありがとうございます!」
と言ったもんだからシスコンの俺は妹に似た店の娘を見て…
正月休みに妹がお年玉をもらって嬉しそうに大事そうに持っていたのを思い出した。
「ミコト。何やっている。早くいくぞ。」
「わかった!ちょっと待ってくれ。」
俺はそう言うと商品を持ち、残った金(たった60ニマルだけど…)をしまい店の娘に

「ありがとう!また来るね。」
とだけ言い『ベルモットーの雑貨店』を出た。
あ…店の娘の名前聞いてなかった… 
 

 
後書き
美琴「なあ狼」
狼「何だよ」
美琴「まだお買い物終わっていなかったんだな」
キリナ「というか、グダグダしすぎなんじゃこの『銃弾の幻想歌』は」
美琴「うわ。そういえば廚ニ病的な題名だなこの話」
狼「なんだよ!やっぱり僕を苛めるじゃないか!」
美琴・キリナ「「苛めじゃない」」
狼「み、見事にはもったね………」
美琴「本題だけどここで喋ることもうなくね?」
狼「そ、それは……」
キリナ「この続きは次回の話でな」
狼・美琴「「おい!」」 
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